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処暑

8月23日頃は処暑(しょしょ)、二十四節季の14番め、

いよいよ、二十四節季も後半に入ってきましたね。

 

処暑とは、立秋以降、夏の暑さも一段落し、朝夕は秋の気配がしてくる時期をあらわしています。

また、台風も多く発生し始める頃とされています。

 

しかしながら今年の気候は、やや月並みではなさそうで、

こと、北海道で言うのなら、夏らしさがあまり感じられず、

もちろん30℃を超える真夏日もあるはありましたが、

その真夏日が続くどころか、次の日は急に気温が低くなるといった、

極端な気温差の日々が続いてしまいました。

 

また、今頃の時期なら、もう少し秋の気配を感じるものなのですが、

今年はまだ、夏が足りないのか、中途半端に暑く、蒸す天候が続きながらも、

やはり次の日には、急に気温が低くなり、

地域によっては、気温差は10℃も違うところがあったようです。

ここ札幌でも、日々による気温の寒暖の差がわりと激しいようでもあります。

 

確かに、処暑が言っているように、それなりに秋の気配が忍び寄っているのは、

確かに感じられてはいますが、まだ、それほどには思いません。

なにしろ、空がまだ、秋になっていないのですから。

あの澄み渡った、雲ひとつなく、空高く感じられる、青空がまだ見られません。

 

8月も、もう少しで終わり、次が9月に入りますが、

月があければ、もう少し空高く、秋を感じることができるのではないでしょうか。

 

多分、もう夏は来ないのでしょうし、多少暑い日があっても、それは残暑の程度であり、

それならば、せめて秋を楽しみたいと思いませんか。

 

一番強く感じることは、日が短くなってきたこと。

わりと外に出歩くことが多いので、日の長さは特に敏感です。

そして、夕日の日は、とてもまぶしく感じられます。

これからだんだんと日が短くなっていき、秋分を向かえ、

冬至までは日が短くなる一方です。

 

季節の中でも、感性が一番高まる時期でもありますので、

その気になれば、楽しむことはたくさんありそうです。

 

もう少し、そこらへんのお話をしてみたいと思うのですが、

いまいち、秋を感じられないので、

それは、秋を感じられるようになってからのお楽しみです。