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北海道胆振東部地震

今月9月6日の午前3時過ぎ、道央、道南地域において地震がありました。

 

胆振地方東部で震度6、石狩地方南部で震度5強、石狩地方中部、空知地方南部で震度5、

さらに、震度7が観測された地域は厚真町、むかわ町地域。

その厚真町では、大規模な土砂崩れが発生、

多数の建物が飲み込まれるといった、災害が発生してしまいました。

 

土砂崩れにより、被害にあわれ、亡くなられた方々には、心より、ご冥福を祈るとともに、

依然行方不明の方々が、どうかはやく、ご家族のもとに戻られることを、祈り申し上げます。

また、怪我をされた方々をはじめ、被害にあわれた方々には、

あわせて、お見舞い申し上げます。

 

そして、現在も懸命に救助作業をされている警察、消防、自衛隊、役場等の

関係機関の方々には、本当に感謝申し上げます。

 

今回起きた北海道胆振、石狩、空知地方における地震が、

はやくも、国より、北海道胆振東部地震と名づけられました。

これは、先に起こった九州地方での、熊本市の地震以後のもので、

それほどの大きな被害をあらわす地震とのことです。

 

地震発生より、まもなくして、道内全域では停電が発生、

北海道のほぼ全域で停電を余儀なくされてしまいました。

9月8日現在では、ほぼ電源は復旧したとのことですが、

いまだ電気のない状態をしいられている地域もあります。

 

当店においても、このたびの地震を心配され、

関西地方での取引先等の会社様より、お見舞いのご連絡を頂き、

とても心強い思いをさせていただきました。

大変、感謝しております。 どうもありがとうございました。

この場を借り、お礼申し上げさせていただきます。

 

地震が発生した当初、自宅でもかなりの被害があり、

それらを片付けながら、店のほうも心配ではありましたが、

まだ夜が明けていなく、停電の状態でいってもしかたないので、

日があけてから様子をみにいくことにしました。

 

早朝に、いつもの通勤路を自動車で走らせるところ、

信号の電源が入っていないようでした。

はやくも、警察官らが交通整理をしており、

おかげさまで、なんなく、交差点を通過することができました。

 

事務所や現車場は、それほどの被害もなく、

棚から物が落ちている程度ですみ、すぐに仕事の準備が整うことができましたが、

当日の仕事予定においての先方との連絡ができるわけもなく、

この日は、自宅と店との往復でしかありませんでした。

 

その間、道路上のすべての信号が停止しており、交差点周辺は混雑していましたが、

それぞれのドライバーが、それぞれの思いやりをもって、適当なところで、

交互に譲り合っていたことが、とても印象深く感じました。

そのおかげで、それほどの交通状態も悪くなく、わりとスムーズに自動車を走らせることができました。

 

街中は電源喪失のため、日常の営業活動など出来るわけもなく、

JR、地下鉄、市電、バス等はすべて停止のなか、タクシーさんだけが、

大忙しで活躍しているようでした。

そのタクシーも、燃料が切れても補給できないそうなので、

とても大変な思いをされながらのお仕事だったと思います。

 

街中での交差点はすべて信号は停止、その中で警察官はひっきりなしに、

交通整理をし、街の治安を保ってくれているようでした。

おそらく、休む暇もまったくなかっただろうに、たんたんと責任をはたしてくれているようにみえます。

 

今も、停電を解消しようと電力会社やその関連会社の方々はきっと、

今も、心労をおしんで、電源復旧にかけてくれているものと思います。

おかげで、日に日に街中が少しづつ、少しづつ、復旧しているのが、

手にとるように分かります。

 

また、国や市町村の関係各機関等の方々は、

おそらく、夜も自宅に帰ることなく、少しでも災害の復旧のために、

働いてくれていたことと思います。

 

普段は穏やかに、包み込んでくれている自然は、

時として、猛威を振るい、思いがけないことが起きてしまいます。

そんな自然というものは、しかしながら、この世に生存しえる、地球上のすべての生命は、

それ自体が自然であるはずであるなら、もっと、おだやかにいられることと思います。

そこには、自然と調和し、自然とともに、生きていくことの喜びと感謝があり、

すべては、まわりまわっていくものであるのなら、出来ることはたくさんあるはず。

 

さまざまな意味において、自然を受け入れ、自然とともに、生きていくということは、

容易なことではなく、ところどころに大変な宿命が待っていることもあるのでしょうが、

それがまた、忘れていた、忘れかけていたことも、ところどころに感じさせてくれることと思います。

自然の驚異をまざまざと見せつけられる事象は、確実に次につなげてくれるはずです。

それを信じて、普段を暮らしていけるのなら、こんな素敵なことは、他にはありませんよね。