本年、12月22日は冬至(とうじ)、二十四節季の22番目になり、
ゆずのお風呂に入り、かぼちゃのはいったおしるこを食べる日でもあります。
冬至は、夏の夏至の反対に位置し、もっとも日が短く、夜が長い日になり、
陰陽の関係では、もっとも陰が多く現れ、また、気温が低くなる季節でもあるため、
血行がよくなるようにと、ゆず湯につかり、
日が短く、寒い夜なら、南国の野菜であるかぼちゃを、
食べることで、少しでも、体調のバランスを保とうとする、先人の知恵が、そこにはあるのです。
冬至は、陰陽の陰が、ピークにはいていることを表します。
ならば、以降は少しずつ、少しずつ、また、日が長くなっていく転換点でもあるのです。
まだまだ、寒い季節が続くことになりますが、
明日から、日が長くなっていくのだな、と思えるなら、
どこか、心の中に余裕を持たせることができるから不思議です。
いまでは、すっかり、16:00くらいにでもなれば、もう夜なのですが、
これから、月日がたち、来年の1月の中旬~は、
少し日が長くなったことに気がつくはずです。
2月の、中旬くらいにでなれば、もう、日が長くなっていることに実感ができ、
極寒の中でも、日がながくなったことに、喜びと感謝の気持ちであふれることでしょう。
季節のうつろぎとは、ほんとうに、はやいものです。
つい、このあいだまで、暑い日が続いていたかとおもうと、
いまでは、すっかりの銀世界の風景が、目のまえに描かれているのです。
この、白銀のとてもきれいな、そしてとても寒く、厳しい世界が、
次の希望に、灯火を添えてくれるなら、
こころに秘めながら、次なるステップへと、誘ってくれるはず。
クリスマスがおわれば、もう、年末、
平成30年も、まもなく終わろうとしています。
新しい目標ができれば、それは達成の年が、次に来ているのです。
冬至の季節は、そんな、こころの分岐点でもあり、
次につないでいく、道しるべでもあるのです。
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