平成31年度の小寒(しょうかん)は今月の6日、一日遅れてのご案内です。
いよいよ二十四節季の23番めとなり、残すところ、あと1つは大寒(だいかん)のみとなりました。
そんな小寒は、読んで字のごとく、小さい寒さですが、
いわんや、いよいよ寒さが本格的になる季節の到来を表し、
それをもって、寒の入り(かんのいり)とも言われています。
決して小さい寒さなどではなく、今年は去年から、札幌でも一日中、氷点下の日がしばらく続き、
北海道内でも、すでに氷点下20℃をこえる地域がありました。
去年の師走より、今年に入って、お正月の三が日の雪の降り具合を見てみますと、
思いのほか、降雪量は少なく感じましたが、5日くらいから、雪の降り具合も多くなってきたようです。
雪も、師走は忙しく、年明けお正月を迎えて一休みしていたのでしょうかね、
いよいよ仕事にかかったところなのでしょうか。
当店におきましても、小寒は他人事ではなく、
まともに寒さを直面してしまうところです。
外にでて作業することが多く、雪がふろうが、寒かろうが、
決められた業務に遂行しなければまらず、
気持ち的には、その日その日の天気、気温に左右されながらも、
予定通りに、作業を遂行していく様は、
昔から、あまり変わってはいないようで、
それゆえに、農家さんと同じく、季節、気候、天気、気温に敏感になっってきて、
二十四節季に関心をもつようになったのであれば、
これは、とてもありがたいことでもあるのです。
外で雪降る、寒い中で働くからこそ、
暖かくなる季節を実感でき、そこから暖かくなる喜びを知り、
季節感を養えるようになったのですから。
そうはいっても、小寒から大寒にむけては、やはりこたえるのも事実で、
作業の移動は滞ることもあれば、作業そのものに支障がでることもしばし、
なにかと帳尻をつけるのも、大変ではあるのですが、
そこに、先を見据えて、応用を身につけることができるようになるのも、うれしい事実です。
結局のところ、あたえられた環境から、できること、やらなければならないことを見出し、
がむしゃらにでも、それらをこなしていくことで、今まで見えなかったものが見えるようになり、
新しい発想が身に付き、あらゆる価値観やさまざなな立場に気づかされ、
自分の心の中に感性がやどり、やがては自分だけの世界観が出来上がっていくことが、
自然の流れとなって、大自然に溶け込めるようになるのではないでしょうか。
さあ、皆さんは、今いる環境から、どんな知恵が生まれ、なにが見えてきますか。
寒さゆえに、感覚は敏感になっているはずです。
ならば、あらゆる手段をもって、感覚を研ぎ澄ませることが出来るなら、
今まで見えなかったものに気づかされ、本年も有意義にすごせそうです。
寒さがピークをむかえている、小寒というこの季節、
感性が養える季節でもあるのです。
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