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雨水~土脉潤起

本日2月19日は雨水(うすい)、二十四節季の2つ目で、

七十二候では、土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)、

雨水の初候で、七十二候の3つめになります。

 

雨水とは、空から降ってくる雪が、雨に変わる、

すなわち、気温が高くなってきて、雪解けが始まる様を表していますね。

 

そして七十二候では、雨水の初候で、これからの5日間のあいだを、

土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)としていますが、

その意味は、凍っている土の中にある水分が溶け出してきて、

やわらかくなる、というよりも、ぐちゃぐちゃになってくることをあらわしています。

 

なるほど、雪解けにでもなれば、地面は水浸しで、土もやからかく、泥だらけになってきますね。

 

北海道、札幌でも、ようやく寒気があけ、プラス気温になってきました。

とても暖かい気が、街中に充満しているかのごとく、陽気に誘われています。

おかげさまで、当店としましても、とてもありがたく働かせていただいていて、

効率もあがり、心も穏やかに過ごせています。

 

振り返ってみると、今月の2月も、もう中旬をこえ、下旬に入ってしまいました。

2月はうるう年でないときは、28日で終わってしまうので、

今月もあと、本日を含め、10日です。

 

2月は逃げるとはよくいったもので、

1月は行く、3月は去るで、このままいけば、すぐに3月にはいってしまい、その3月も去り、

あれれ、もう4月で、まわりには雪がなくなってしまっているよ、

と思う日が来てしまいそうです。

 

考えてみれば、この北の大地、北海道でも、冬はとても短いものなのだと、

つくづく思い知らされてしまいます。

 

ましてや、七十二候で暦をおっていくなら、

それはもう、5日ごとに季節はうつろいでいき、

毎日を過ごすのに、精一杯に感じます。

 

当店でも、2月の後半にかけては、いろいろ忙しい思いをさせていただき、

年度末をこえたところ、春を迎えることができそうです

 

さぁて、今年はどのような春がやってきてくれ、

夏に向かっていくのでしょうかね。

 

去年の夏はあまり暑くなかったので、今年こそは暑い夏を迎えたいものです。

なんて、まだ春がきていないなか、もう夏のことに目がいってしまうなんて、

それほど、季節の動きははやいのだと感じてしまうからなんでしょうね。