· 

アトレィ、セル回らず

平成12年式ダイハツアトレィのセルモーターがまわらず、エンジンがかからないとのことで入庫。

 

エンジンルーム内のリレーBOXより、スターターリレーの作動確認をする。

 

リレー設置場所は、真ん中のリレーが並んでいる列の最後方(画像の左側)。

 

点検の結果、スターターリレーは正常に作動しているようだ。

 

今度は、セルモーター本体のマグネットスイッチに通電しているのかの確認する。

(画像は点検の様子)

 

点検テスターをあて、キースイッチをスタート位置までまわしたところ、テスターに通電、セルモーター本体の不具合を確認。(桃色線の先にオレンジ色に光っているのがわかる)

 

セルモーター脱着の様子。

 

かろうじて、下側にもぐりこんで脱着を試みるも、かなりせまい。

腕を動かす範囲が非常にせまく、作業しずらいが、めんどくさがり屋のため、そのまま続行す。

 

取り外れたセルモーター。

 

よぉーく見ると、フィールドコイルへいく配線が断線していた。 (画像中央)

 

見た瞬間に原因がわかる。

セルモーターの故障内容のなかで多いのは、マグネットスイッチの接点不良や磨耗の他、モーター部のブラシの磨耗とそれに伴い、アーマチュアのカーボン詰まりと磨耗によるケースが多い中、今回のケースはわりと珍しいケース。 

 

配線自体、かなり劣化していた。 

 

至急、リビルト製品を取り寄せる。

 

予防整備にて、あわせてスターターリレーも手配、交換。

 

取り付けの様子。

 

またまた狭いスペースで取り付けを試みるも、かなりの圧迫感のため、めまいしながらも作業続行。

 

苦労の末、無事装着完了です。