トヨタランドクルーザープラドのエアコン点検にて入庫。
最初は冷えているが、しばらくすると冷えなくなるとの症状。

空調パネルにて、エアコンSW/ON、最大風量、コールド位置にあわせて点検の開始。
あわせて、エアコンゲージを接続して、圧力も確認する。
実は、作業が終わった後に点検風景を写真に残すのを忘れてしまい、
作業完了後、「 直ってよかったね!」 思っているうちに思い出したのです。

点検開始時、コンプレッサが作動するも、やや冷えが悪い様子。
低圧配管もぬるい状態。
(写真は、コンプレッサのマグネットクラッチが入っている様子)
このとき、エアコンゲージの数値は、低圧高圧とも高めだった。
(すでにはずしてしまっているので、正確な数値は覚えていませんでした)
点検時はぬるいながらも冷えており、冷えなくなることはなかった。

レシーバタンクのサイトグラス、正常な状態の様子。
(最初、サイトグラスは真っ白で泡がでていた)
サイトグラスに泡が出る場合、ガスが多い少ないの両方に現れるため
(適正量以外、泡がでる)
どちらかの状態であることは確実であるが、仮に少ない状態(例えばガス漏れ等)ならば
最初から冷えないかぬるい状態のはず。
途中から冷えなくなるということであるなら、
吹き出す風が冷えが甘いなりに、一応冷えているものの、
何かのきっかけにまったく冷えなくなるということが推測できる。
冷えが甘いものの、一応冷たい風がでているが、途中まったく冷えなくなり、かつサイトグラスに泡がでているならば、ゲージ圧力も高めであり、加充填の可能性があると思われます。
エアコンガスが多いため、コンプレッサON時、エンジン回転数も高く、冷房負荷が高いときに、
エアコン圧力がどんどん高まり、プレッシャーSWが働いて、コンプレッサのマグネットクラッチがOFFになったのではないだろうか。
この場合、現在の正確なガス量はわからないため、
一旦ガス回収後に再度真空引きガスチャージを行うことにしました。

結果、冷え具合は改善され、サイトグラスも透明の状態になった。
低圧側配管からも水が滴り、冷え具合が良好であることがわかる。
しばらく作動したままおいておいたものの、状況変わらずのため、作業終了としました。
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