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CR-Z アンサーバックと連動格納ミラー取付

ホンダCR-Zにキーレス連動アンサーバックキットと、同じくキーレス連動ドアミラー格納キット、それに

ドア照明イルミネーションの持込にて取り付けのご依頼を頂きました。

 

そして、こちらが取り付けする車両。 青いホイールがなかなか目を引きます。

 

こちらは、取り付けするキットのご案内です。

 

キーレス連動アンサーバック、ハリウッドサイレン。

CEP社製品です。

 

キーレス連動格納ミラーキット。

同社製品。

 

ドア照明イルミネーションキット。

メーカー詳細わからず。

 

しかしながら、なかなかメカニカルな作りをしています。

アルミボディに2層構造の基盤ですね。

 

ここから取り付け開始。

まず、製品の詳細を説明書と配線図で確認、必要に応じて、配線の処理を行ないます。

ここでは、白い配線が必要なかったので、カプラからはずしていきます。

いらないものはなるべく取り除きシンプルにしていきます。

 

ダッシュボード右側部にドアミラースイッチがあり、スイッチ裏のカプラ配線の加工が必要なため、

どんどん脱着していきます。

 

取り外したパネルはいったんお休みです。

 

パネル裏側のカプラを確認。

 

よーく見てみると、途中に中間カプラがあったので、丸ごと取り外したほうがよさそうです。

 

カプラ丸ごと取り外しができたので、作業性が良好。

各信号線に配線を接続、ハンダ処理を行います。

配線の接続では、ハンダ付けが特に重要。

エレクトロタップとか、ギボシ接続がありますが、出来るなら可能な限りハンダ付けを

したほうがいいですね。

装着後に接触不良とかがよく起こりえるための絶対的な対策になります。

自分が作業をしたところは、不具合がおきないという確信を持つための大事な作業です。

そのあと、伸縮チューブにて養生、絶縁処理を施します。

 

そして、部分的ではありますが、これも可能な限り純正と同等の外観と性能を持たせます。

 

作業風景のひとコマ。

工具達が活躍しています。

 

ここでも、工具達が総動員です。

 

といいますか、工具達あっての作業であり、arts氏はただその工具らのお手伝いをしているだけですね。

ニッパさんが配線を切るときは、切りやすいように配線を伸ばしてテコになり、

ドライバーさんが 「ここを緩めるぞ」 と言えば、 「はい」 と返事をしてから支えになり力を出します。

テープさんが 「ここもうちょっときれいに巻きなおせ」 と言えば、 「すいませんでした」 と謝り、

巻きやすくなるよう手を出し、巻きなおしの手伝いをしていきます。

 

arts氏は工具らの僕(しもべ)であります。

 

付属のサイレンを設置するため、エンジンルームへ移動、サイレン設置部分近くに、

サビついたボディアースポイントを発見、あわせて、ここも補修していきます。

ボルトは新しいものに交換、圧着端子はワイヤブラシでサビの除去、

取り付け前に接点復活剤を吹き付けます。

 

アースポイントはとても重要な部分で、ここが腐食するとアース不良を起こし、

本来ここにアースされる電流、正確には電子(要するにマイナスの電気のこと)が

電位差によって他の電装品に入り込んでアースに落ちようとするため、

対象の電装品が不具合を起こしてしまうのです。

 

サイレン設置の様子。

裏側に、先に補修したアースポイントがあり、ここにサイレンのアースを接続します。

先にアースポイントを修復しているため、アースは良好です。

 

ようやく完成。 配線を分けながら、まとめていきます。

 

画像右側にある、小さいプッシュスイッチもついています。

こちらはアンサーバックリレーのサイレンの設定と、キーON時はサンキューハザードの兼用スイッチです。

そしてこのスイッチはパネル右側下に1個の空きスペースがあったので、お客様のご承諾頂き、

そこに設置。

(うっかりものののため、画像に残すのを忘れる)

 

ドア照明イルミネーションは、レンズをはずして差し込むだけなのですが、

この車両では、接続口が水平よりやや角度がついており、そのままでは差込が出来ません。

そのため、ドア内張りの下側を少し浮かしてから、作業スペースをつくり、一旦、差込口を取り外します。

差込口はカプラになっていて、溝部分のストッパーを削り落とすことで、水平での固定を垂直まで

可動するようにしてから、ランプの基盤を差込ます。

 

無事装着。 なんと、光らせるとドア下にホンダのマークが。

しかもカラーで、これにはびっくり。

 

これは面白いですね。