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ボクシー フリップダウンモニター取付

トヨタボクシー(ZRR75)のフリップダウンモニター取付け、持込にての入庫です。

 

お持込頂いた製品は海外製のフリップダウンモニターです。

なかなかの大きさです。

 

現在装着されているカーナビ(三菱電機製ダイアトーン NR-MZ90)に必要な外部入出力カプラー

(三菱電機製 LE-1610AV-FF)は当店にて手配。

 

製品によっては別途、専用のカプラーが必要な場合があります。

こちらの車両にはバックカメラが装着されていなかったため、もしかしてと調べてみたところ、

やはりついてなかったので、急遽手配したものです。

 

早速取り付け開始です。

まずは、モニターの位置決めから始めます。 

というか、これがすべてといってもいいくらいの作業ボリュームです。

左右前後の中心を決めつつ、内装の裏側にあるフレームの有無を見越しながら、位置を決めていきます。

細かく寸法を取り出し、装着の位置をきめるのですが これがなかなか難しく、本日の大一番です。

 

位置決めにて、天井に穴を開けていきます。

その際、気をつけないといけないのが天井を通りこして屋根に穴を開けてしまったら大変です。

そのため、電動ドリルのきりの先にナットを数個入れて必要以上穴を深く開けないようにします。

 穴をあけるのは、長く連れ添ったパナソニック製の電動ドライバーさんに任せます。

 

位置が決まったら、配線を通していきます。

今回は配線は天井左側へ沿わせ、ピラーから下へ引いていきます。

 

配線を通していきます。

 

助手席側サイドステップ周りにも配線をひいていきます。

 

助手席側足元周りにて、電源配線を分岐していきます。

今後、モニター等の分配器を装着することを見越し、あわせて新設していきます。

配線の接続には、もちろんハンダにて、伸縮チューブで養生します。

 

車両前方、カーナビ本体の裏側まで配線をひいたら、カーナビ本体の裏側に信号線を入れていきます。

このタイミングで、先の入出力カプラーを介して、本体へ接続します。

あわせてここから電源(ACC線とアース)を取り出します。

配線の取り出し、接続には直接はんだにて作業を行います。

 

ようやく完成。

無事、モニター本体が装着できました。

 

作動試験の様子。

センター側に表示している映像がきれいに映っています。

 

フリップダウンモニターは、ミニバンといったワゴンの自動車には、必須のアイテムですね。

海外製品といっても、なかなかの製品です。

 

なお、このモニターには照明も装着されており、照明の電源はキー連動にできるようACCからひいています。 もちろん常時電源からでも可能ですが、消し忘れ防止のために連動式としました。

 

この自動車に同乗される方々が、車中楽しまれることを願いつつ、作業の完了です。