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サファリバックカメラ配線修理

平成12年車の日産サファリ(VRGY60)のバックカメラの配線の修理にて入庫です。

もともとルーフキャリアが装着されていて、取り外す際に間違って配線を切ってしまったとのこと。

 

配線さえ接続できれば、まだまだ使えそうなので、ためしにやってみることに。

 

 

それにしてもかっこいい自動車です。

ボディカラーが黒色の大きな4WD車で、とてもピカピカです。

 

 

リアゲート内の下のほうに、切断されて配線が残っていました。

内部ショートしていなければいいのですが。

 

 

さっそく作業の開始です。

まずはカメラ側の配線を作業台の上で目視点検をします。

 

画像で見る限り、配線が5本あるようにみえますが、実は3本です。

赤が電源系統、黄色が映像信号用、そして銀色のもじゃもじゃしたのが黄色線の同軸配線です。黒色線は配線ではなく、ケーブルの補強のためなのでしょうか、ゴム線のようでした。

 

最初見たときは、同じ配線で、しかもやたら細い配線だったので、あちゃ~、これはどちらに接続すればいいのだろうかとおもったのでしたが、思いのほかでした。

 

 

カメラは、もともとルーフキャリア上に設置されていたものですから、

新しい場所に設置しなくてはなりません。

 

スペアタイヤがあり、ドアも左右に開くタイプのため、設置の都合上、

ナンバー設置場所の周辺にしかありません。

 

リアドアキャッチケースを取り外し、カメラ本体の設置をしていきます。

 

 

リアドアパネルの取り外し作業の様子。

カメラ配線を取り回していきます。

 

 

リアドアとボディの間にある、ゴムのジャバラ内に配線を通していきます。

 

 

引き出した配線を、車両側配線と接続していきます。

細い配線なので、慎重に作業を進めていきます。

 

 

さすがに細い配線であたりも暗かったので、配線がよく見えません。

そんなときに頼りになるのが、老眼鏡さんです。

 

夕方あたりから、いつもぶら下げて、使わせてもらっています。

4つの目で見ないと、配線のハンダもすることが出来ません。

 

 

配線を接続し、きれいにまとめていきます。

ここでは、コルゲートチューブで養生します。

 

 

無事、カメラ本体の設置と、配線がうまく接続できました。

特にノイズを拾うことなく、きれいに後方の映像が映し出されていました。