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立夏

今月の5日から9日くらいまでが立夏(りっか)、二十四節季の7番めにあたり、

次の二十四節季の小満(しょうまん)、20日頃までの期間を言うようです。

夏が立つという意味で、いよいよ夏が始まる様を表す時期となります。

 

この日を境に、少しずつ夏の気が、街に満ち溢れていくのであれば、

年が明けた銀世界から、ようやくここまで来たかと、

感傷にひたるとともに、こころ踊る日々でもありますね。

 

札幌の街では、4月下旬のGW前頃から、大通公園では噴水の口が開けられ、

とうきびワゴンでの販売が始められ、公園にある木や芝生には緑が茂ってきたようです。

これから夏祭りにむけて、さまざまなイベントがおこなわれる季節を迎えることができました。

 

さあ、今年はどのような夏が、季節を演じてくれるのでしようか。

当店でも、夏気分にチェンジです。

少しづつ夏をあらわす scene を作り上げたいと考えています。

 

お仕事のお話をするなら、夏はエアコンの点検、修理の季節でもあります。

当店では、自動車用品、部品、パーツの取付、施工を中心に、電装修理も手がけております。

電装店における、夏の季語はエアコンではないでしょうか。

 

   気 立ちて、エアコン施し、 過ごしける

 

気立ちてとは、気が立っている、怒っているのではなく、

気、気温が立つ、上がり、  気温が上がってきて、

エアコンを施(ほどこ)す、修理する、  エアコンを点検、修理して、

過ごし、時がたつ、時の流れにまかせて、度を越す、  

多くのエアコン修理を手がけて、気がつけば、日が終わり、シーズンを終える、

エアコンとともに時間やひとシーズンを過ごす様をいい、電装店の日常業務を表しているものです。

 

夏は四季の中でも一番長いといわれますが、それは本州でのお話。

ここ北海道では、決して長い季節ではありませんが、

周りを見渡せば、夏の気があちこっちにあふれています。

 

夏の気を取り込み、いきいきと過ごすことが出来るなら、

人生における年輪の輪をまたひとつ、増やすことができまるシーズンでありますように。