07年式 ダッジラム1500 にオートライトリレーの取付にて入庫です。
オートライトリレーとは、後付けの汎用部品で、
暗くなったら自動でライトを点灯させる機能をもつ、
ライト制御コントローラーです。
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それにしても、とても大きい自動車です。
アメ車はだいたいにして、大きいのですが、この自動車はさらに大きく感じます。
たしか、この自動車は並行車でしか、国内に流通していないんじゃなかったではないでしょうか。
なかなか珍しい自動車でもありますね。
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取付する部品は、コムエンタープライズ社製品の、インテリジェントオートライト、
こちらは当店にて用意したものです。
コムエンタープライズ社は、汎用電装部品を多く手がけていているメーカーで、
国内において自社開発しており、当店でも多くの製品を取り扱いさせていただいています。
アフタサービスもしっかりしていて、製品の信頼性も高いのではないでしょうか。
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それでは、さっそく取付の開始です。
まずは、作業台の上に、図面と製品を取り出して、必要配線等を確認していきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=713x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i5fc0dfb5a9e9c2bf/version/1528194332/image.jpg)
車両の配線のや制御の仕組みによって、
それぞれの配線を加工しなければなりません。
ところで、電装品の制御方法として、プラス制御、マイナス制御という言葉を聞いたことはありませんか?
制御(コントロール)する電装品を中心にして、電装品の前側にスイッチが付く場合はプラスコントロールといい、電装品の後ろ側にスイッチが設置されている場合がマイナスコントロールといいます。
これはどういうことを言っているのかというと、
正確な言い方ではありませんが、電装品を作動させるには、プラスの電気が必要です。
そして、プラスの電気を電装品に与えることで、電装品が作動するのですが、
このときに電装品を動かすことを制御(コントロール)するといいます。
つまり、電装品にプラスの電気を与えることで、動き出すことをプラスコントロールと言えるわけですね。
どうやってプラスの電気を電装品に与えるのかというと、スイッチのオンオフするわけです。
プラス側にスイッチがあり、電装品にプラスの電気を与えることをプラスコントロール、
またはプラス制御というわけなのです。
では、マイナスコントロールとは何なのでしょうか。
電装品には、常にプラスの電気がかかっていて、電装品より下側(電位が下、または低い)に
スイッチがついている場合になります。
これも、正確な言い方ではないのですが、
電装品に対して、マイナスの電気を与えるという言い方もできますね。
マイナス側(電位が低い)からマイナスの電気を与えるつまり、
電装品の下側にあるスイッチのオン、オフで、マイナスの電気を与えることで、
作動することができるわけです。
そのような仕組みをマイナスコントロール、またはマイナス制御といいます。
ちょっと分かりにくい話で恐縮ですが、
通常、何らかの汎用リレー等の電装品を装着する際に、
プラス制御かマイナス制御かを問われることがあるのですが、
製品によっては購入の段階で先に、
どちらかの仕様を選んでおかなければならない部品もあるわけですが、
このオートライトのコントローラーは、どちらにも対応できています。
自動車の仕様によって、配線を組みなおすことで、プラス制御、マイナス制御のどちらでも
対応ができているもので、コムエンタープライズ社の製品の特徴でもあるように感じます。
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必要配線組み換え、加工し、まとめあげた様子。
このように、取付前に、配線の下ごしらえが必要です。
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ひととおり、配線の準備ができましたので、車両側の作業に入っていきます。
どうやら、信号線の取り出しには、純正のライトスイッチから取り出すようです。
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一通り、運転席の下周りの部品を取り外していき、
配線やカプラーを取り出していきます。
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配線の取り出し、接続の様子。
必要な信号線を、ひとつひとつ調べながら、取り出していきます。
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電源線は、奥にある青いカプラーの茶色線から取り出します。
この配線には、常時12V(常生 / じょうなま)がきているのですが、
場所が微妙にせまく、ハンダをするのがやや大変でしたが、なんとかうまく出来ました。
他、IG電源やアースも取り出していきます。
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各種電源や信号線の取り出しができましたので、
コントローラーの設定を行ないます。
この車両のライトはマイナス制御なので、
コントローラーもマイナス制御に切替ます。
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ようやく作動試験までたどり着きました。
写真や説明では、ここまでくるのに淡々としてきましたが、
実際のところ、いろいろと検証しながらの作業で、そこそこの時間がかかっています。
それでは、メインスイッチを入れて、擬似的に、センサーを暗くして試験をして見ます。
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いくつかの思考錯誤があったのですが、なんとか無事点灯してくれたようです。
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なんとか峠を越えることができましたので、
配線をまとめていき、復元作業にはいることにします。
写真中央よりやや左側の黒い箱がコントローラー。
両面テープで貼り付けの上、タイロットでささえておきます。
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光センサーの設置場所は、ダッシュボード上の、なるべく直射日光があたらない場所を選びます。
この設置場所によって、センサーの作動が変わってきますので、
設置の調整がシビアになりますが、ピラー下で、センサーの向きはやや外側に向けることにしました。
(奥の黒く、丸いものが光センサー)
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なんとか部無事作業を終えることが出来ましたので、
いつものように、作業箇所のふき取りと、室内美装、外回りの洗車を実施します。
大きい自動車ですので、ふき取りがなかなか大変でしたが、
すぐそばで、当店のお花部長が見てますので、しっかりやらなければなりません。
お花部長より、完了の承認を頂き、作業の完了です。
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