平成18年式 三菱パジェロ(V87W)にプッシュスタート、スマートキーシステムと
カーナビの取付にて入庫です。
プッシュスタートとは、キーでエンジンを始動するものを、プッシュ式にするもので、
スマートキーシステムとは、自動車に近づくとアンロックされ、離れるとロックされるものです。
このようなシステムを後からの装着が可能な用品です。
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パジェロはとてもかっこいい自動車です。
RV車でありながら、オンロードにも似合うのではないでしょうか。
ボディもブラックでピカピカです。
ところで、最近、どうもブラックのボディ色の入庫が多いのは、気のせいでしょうか。
それはさておき、今回はかなりのボリュームがあるので、先を急ぎます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/iaec629f77ea40329/version/1531029788/image.jpg)
取付する製品は青色の箱がプッシュスタート、コムエンタープライズ社製品で、製品名ソニックスタートです。
右の緑色の箱が、同社製品のスマートモジュールキット、茶色の小箱がイモビライザー対応の
キットで、イモビライザー車両には、必須の製品になります。
その左側の袋に入っているのが、プッシュスタート本体です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i6a20ebc6d46144b8/version/1531029811/image.jpg)
もう少し詳しくみて見ましょう。
ソニックスタート一式になります。
黒い小箱がメインユニット、上の黒いのが、アンサーバックホーンです。
キーレスのときに、キュキュッ!と鳴る、あれですね。
そしてハーネスが一式、結構な数のハーネスですね。
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プッシュスタートボタン本体。
コムエンタープライズ社では、このスイッチは別売りなので、
ソニックスタート本体の他、一緒に購入する必要があります。
このプッシュスイッチも、種類がいくつかあるようですので、
ご興味のあるかたは、詳細はコムエンタープライズ社のHPをご覧ください。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/if413dafc3f57010e/version/1531029850/image.jpg)
イモビライザー対応の取付キットです。
イモビライザーとは、鍵に固有のIDを持たせて、車両側と鍵のIDが一致したときにのみ、
エンジンが始動するシステムです。
よって、合鍵だけでは、エンジンがかえられない仕組みで、
自動車メーカーとしての防犯対策の一種なわけです。
これが遠隔操作にてエンジンを掛けるとき、エンジンスターターや
今回のプッシュスタートといった用品を装着する際は、それを解除する必要があるわけです。
そのシステムもいろいろなものがありますが、今回のキットは直接キーを読み込む仕様の製品になります。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/ia0242595ccbde247/version/1531029872/image.jpg)
スマートモジュールキット本体。
アンテナ4本とリモコン、メインユニットの構成です。
こちらは、直接ソニックスタート本体と接続されるものになります。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i158b92f591e68b7d/version/1531029901/image.jpg)
今回取付するカーナビは、アルパイン社製品です。
製品名、ビック11シリーズで、モニター画面が11インチの大きなサイズのものです。
実際、かなり大きい画面でした。
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それに付属するハーネスや取付ステー等、もう見ただけでわけが分からなくなります。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/ie9f7d9360b5b221f/version/1531029947/image.jpg)
バックカメラも取付です。
もともと純正のカメラがあったのですが、一式交換することになりました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i8e5f0781d2e96722/version/1531029967/image.jpg)
別途、USB、HDMI接続の取り出し口も装着します。
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最近の自動車に、社外オーディオを取り付けする際は、純正部品の取付キットが必要な場合が多くなって着ています。 こちらは三菱純正のオーディオパネルです。
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最後に、オーディオ変換カプラーです。
使用した製品は、ビートソニック社製品で、
いわゆる、純正オーディオシステムから社外に変更する際に必要になるものです。
通常、オーディオ変換カプラーは、、純正アンプが装着されているタイプだと、
カプラーの互換性はなく、システムそのものが違うため、対応した専用の変換キットが必要になるのです。
ビートソニック社では、そのような純正オーディオシステムを社外メインユニットに交換しても、
純正アンプや配線等をそのまま使用するjことのできるキットを数多く用意しているメーカーです。
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さっそく取付の開始です。
なにはなくとも、取り外すところの養生から始めます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i3633af072d57adc5/version/1531030094/image.jpg)
結構、大掛かりになってしまいました。
オーディオ部分だけ、ペロッと外れてくるかと思いきや、ここまでになるとは。
まあ、逆に作業しやすくて、このほうがいいのかもしれません。
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必要部分を取り外していったら、取り付け製品の準備です。
まずはアンテナの貼り付けから始めます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i35c42633b431a54f/version/1531030006/image.jpg)
もう、いきなりついてしまいました。
いえいえ、ここまでくるに、結構な思考錯誤があったのです。
通常のアンテナに対して、アルパインのこの製品、
アンテナの仕様が少し違っていました。
形状や貼り付け方まで、ちょっと勝手が違ったため、少し手間取ってしまったのです。
それとも、仕事が遅いだけなのでしょうかね。
、
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/ieb61df0accde6b46/version/1531030129/image.jpg)
アンテナフイルムの貼り付けの様子。丸ステッカー下に見えるのが、TV用アンテナ。
ステッカーの右側がGPSアンテナです。
箱から取り出して、部品のチェックをしていたところ、GPSアンテナがなく、
不良品だの、欠陥だのさんざん騒いだ挙句に、TVアンテナと一緒に梱包されており、
あれっ?という感じで、問題が解決したのでした。
こういうことばかりやっているから、時間ばかりがかかってしまうのでしょうかね。
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アンテナを貼り付けただけなのに、もう疲れてしまいました。
とりあえず、休憩することにします。
おやつは不二家のペコちゃん飴とコーヒーです。
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気を取り直して、作業開始したところ、スマートキーのアンテナに気が付きました。
あっと思いながら、すぐさま貼り付けすることに。
さっき、フロントウインドウ側に、カーナビやTVのアンテナを貼り付けていたのに、
もう忘れてしまっていたのです。
アンテナは4本、フロント側とリア側に貼り付けしていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i3ce461ca2758d13e/version/1531030257/image.jpg)
アンテナ関連が終わったところで、バックカメラの交換に入ります。
まずは、純正カメラを取り外してかた、新しいものに入替えていくのです。
写真はリアゲート部、スペアタイヤ格納のラック部分です。
真ん中の四角くあいたところに、純正カメラが入っていたもので、
ここのスペースをそのまま流用します。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i8133dc6fe60f7c19/version/1531030283/image.jpg)
リアゲートの内装パネルをはずしていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/iae7d1d41e3754444/version/1531030308/image.jpg)
取り外した、純正のカメラ。
これと、アルパイン製のカメラと入替えて取付します。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/ic2b573b3024c5741/version/1531030333/image.jpg)
カメラステーは純正と付属ものでは、サイズが違うので、
現物あわせにて、位置を決めていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i78189ce72dbb8b08/version/1531030369/image.jpg)
ここで問題が起きました。
なんと、バックカメラの配線(メインユニット~バックカメラ間)が付属ではなく、
別売りだったのです。
あわてて調べたら、取付説明書に、ちゃんと別売りと記載があり、
急遽手配し、事なきを得ましたが、これはあんまりですね。
なぜ別売りなのか、真意がわかりません。
絶対、使用する部品なのですから。
最近、他のメーカーも含めて、このようなケースが多く感じられますので、
これはかなりの注意が必要ですね。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i813aa83e1f02c58b/version/1531030411/image.jpg)
気を取り直して、配線を通していきます。
写真は、ドアと車両の間のジャバラ部分です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i49aeb23c9e428002/version/1531030440/image.jpg)
一旦、車両側のカプラーを取り外し、中にカメラの配線を入れていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i043db613e4bd9249/version/1531030460/image.jpg)
大方、後方部分での作業を終え、天井部分に配線を通し、運転席ピラーから下へ配線を下げていきます。
今回は通す配線数が多く、フロアー下よりは、上側に通したほうがよかったようです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i91e609834fd7d337/version/1531030485/image.jpg)
同時進行で、メインユニットの準備を行ないます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i359ccbe4509c9f81/version/1531030534/image.jpg)
さらに同時進行にて、センターボックスを取り外し、USBソケットを設置する準備をしていきます。
実は、写真のように、いかにもメクラセンのようになっていて、小さいマイナスドライバーかなんかで
こじれば、スポンッと外れてきそうですが、ただ切れ目がはいっているだけrなのです。
このような場合、もうセンターボックスをまるごと取り外していくよりありません。
なんか、以前もこのようなことがあったような気もするのですが。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/ifdbfff464d605afa/version/1531030569/image.jpg)
センターボックスの下側より、内部を見てみると、
大きさのわりに、スペースがせまいですね。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i48462451b19f069f/version/1531030731/image.jpg)
ソケットの設置位置を決めて、穴あけ加工を実施、うまく固定できそうです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/ibefdc0700dcda14e/version/1531030594/image.jpg)
そろそろ、ソニックスタートも取付しなければなりません。
まだ、カーナビも完全に終わっていないのだけれでも、同時進行にて、作業を進めていきます。
運転席下側より、必要信号線を取り出ししていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/ie2064846e535185a/version/1531030622/image.jpg)
ドアロックの取り出し場所は、やはりというか、やっぱりというか、
ドアスイッチから直接取り出すようです。
こうなりゃ、もうやるしかありません。
ひるむことなく、どんどん作業を進めていきます。
もちろん、配線は、ドア~車両間のジャバラ内に収めていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i79cb233c8a31ccd9/version/1531030644/image.jpg)
配線ばかりみているので、そろそろめまいがしてきましたが、
ここで弱っていてはいけませんので、
がむしゃらに、配線を調べていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/id0c0a6cb0f26a4a3/version/1531030690/image.jpg)
また、もどって、カーナビの設置を進めます。
ここでは、一旦仮付けにて、モニターも設置、
作動試験を行ないます。
無事作動確認が取れました。
よかった!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i85e616c4b013fde1/version/1531030751/image.jpg)
それでは、また本体を取り外し、配線をまとめていいきます。
収めるスペースが意外と狭いので、きれいにまとめないと、
本体が設置できません。
ここは、丁寧にやらねばならないところです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i3598f1fc4bbfab36/version/1531030709/image.jpg)
また、ソニックスタートのもどり、作業を進めていきます。
一通り、配線等を接続したので、作動点検を実施します。
プッシュボタンでのエンジン始動ができるのか、
スマートキーシステムが正常に作動するのか、確認していきます。
結果、無事作動が確認できました。
これで安心して、復元作業にはいれますが、
それにしても、この配線のボリュームです。
毎回、いろんな電装品の取付をしていますが、
いつもめまいをしながら配線をまとめているのです。
そして、この作業は慎重に配線をまとめ、本体の設置を行ないます。
見えない部分ではありますが、省略してはいけない部分なのです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i635fb0ea4f2fd94a/version/1531030781/image.jpg)
なんとか、きれいに収めることができました。
結構しんどい作業です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i5c37d01978142cd5/version/1531030802/image.jpg)
バックカメラの設置の様子。
純正スペースにきれいに収まりましたね。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i43926359c08eecf4/version/1531030839/image.jpg)
ソニックスタートのプッシュボタンも、きれいに収めることができました。
使いかってもよさそうです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i9e05c0a83e4de0c4/version/1531030875/image.jpg)
カーナビもきれいに収めることができました。
最終試験を終えて、無事一連の作業が完了です。
今回は作業点数がかなりあり、また同時進行にて、作業をすすめなくてはならなかったため、
やや大変なものがありましたが、お客様には大変よろこんでいただけました。
それにしても、カーナビのモニターはかなり大きいですね。
画像もとてもきれいなものでした。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i57163455652b1602/version/1531030897/image.jpg)
再度、作動試験を行いながら、室内清掃と外装の洗車を終え、
お花部長にお伺いし、無事完了の承認をもらいました。
あとは、お客様がくるのを待つだけです。
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