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ゴルフ カーナビ取付

07年式フォルクスワーゲンゴルフ(1KBUBF)に、カーナビ取付にて入庫です。

カーナビは、お客様よりご用意頂いた製品での取付となりました。

 

 

ゴルフのR32は人気のある自動車です。

ボディカラーも、黒で、小型のボディに、より引き締まった印象をあたえていますね。

 

 

こちらが取付するカーナビ製品の一式です。

今回は中古品で、最近ではなかなか目にしない、インダッシユタイプのカーナビモニターです。

 

製品はカロッツェリアで、カーナビ本体の型番がVH099G。

このタイプは、TVチューナーが別ユニットになっているため、

その分の付属の配線数が多く、取付にも多少のひと苦労があります。

 

それにしても、どうですか、このボリューム。

製品の点数が多いのも、カロッツェリアの特徴で、

それは今もあまりかわりないようにおもえるのですが。

 

 

中古品のカーナビの場合、必要となる部品がTVアンテナです。

本来ならば、純正品を使用するところなのですが、必要点数が多く、

値段もかさむため、お客様と相談にて、汎用品を使うことにしました。

 

実際のところ、必ずしも純正品でなくてもよく、

アンテナの電極部分が、アンテナのエレメント部分と重なるのであれば、

TVの受信は可能のようです。

 

 

それでは、さっそく取付の開始です。

中古品の場合、最初にやるのが、製品のチェックと、配線をほどいていくことです。

ここらへんも、新品の製品との違いがあります。

 

あわせて、カロッツェリアの場合、やたらと別ユニットが多いため、

どのケーブルが、どのように接続されるのかの確認もしていきます。

 

 

すでに社外のカーナビが装着されていますので、

こちらを取り外してからの、取付作業となります。

あわせて、全体を養生していきます。

 

 

やはり輸入車は内装の作りが、なにかと違います。

そして装着されていた製品もいろいろな配線と組み合わせていたので、

少し取り外しに時間がかかってしまいました。

 

 

まずはアンテナの貼り付けからですが、この製品はアンテナが4ch式で、

車両後方のウインドウへ貼り付けするように指定しています。

 

後ろのほうから作業を進めていいkます。

リア側のピラーを取り外していき、配線をひいていきます。

 

 

この車両の場合、アンテナフィルムはリアゲートのウインドウにしか、

貼り付けスペースがありませんので、リアゲートの内側パネルを取り外していかなくてはなりません。

 

 

アンテナ接続部をウインドウ上部に設置します。

 

 

配線はリアゲートとボディの間にあるゴムのジャバラ内を通していきます。

 

 

アンテナ設置の様子。

きれいに設置できましたね。

 

 

ここからフロントガラスに貼り付けられている、古いアンテナをはがしていきます。

そのまま再使用できればよかったのですが、

ちょっと特殊な形状のフイルムアンテナのため、

すべて入替えていきます。

 

取り外しには、ウインドウ上にガラスクリーナーを吹き付けて、

スクレーパーではがしていきます。

 

 

カーナビの付属配線をつなぎ合わせて、まとめて行きます。

この黒い箱も、カロッツェリアの昔の特徴で、なにかと余分なものが装着されています。

ヒューズボックスのようなのですが、実際に車両に設置するとなると、

収まる場所がないのは明白なのですが、なぜかこのような作りが多いですね。

 

 

すごいことになっています。

カーナビの取付とは、これくらいのボリュームがあります。

特にカロッツェリアは、別ユニットがあるので、助手席シートも取り外してしまいます。

 

 

メインユニットの配線接続の様子。

こんなに配線があふれてしまい、うまくオーディオスペースに収まるのでしょうか。

 

 

TVチューナーは別ユニットになり、形状も大型のため、

助手席シート下へ設置します。

メインユニットから接続される配線やケーブルも、

車両側面をから配線をはわせていきます。

 

 

すでにカーナビが装着されていたのですが、

車速信号線が取られていなかったので、

新規で配線を取り出しする必要がありました。

車速信号の取り出し場所は、メーター裏側より引き出しすることにします。

 

メーターの取り外しは、以外とやりやすくメーターをそのまま引き出していくと、スコンと抜けてきます。

写真にある、中央の黒カプラーにそのままメーターのカプラーが差し込まれる仕組みになっています。

ここら辺も、国産の自動車と違うところで、国産車よりもやりやすい場合が多いですね。

 

 

メーター裏側の様子。

このカプラーがそのまま、車両側へ差し込まれるようになっています。

 

 

ようやくすべての接続が完了したところで、作動試験を行ないます。

今回は取付製品が、複雑なシステムな上、中古品ということもあり

いつも以上に緊張する瞬間ですが、無事作動確認が取れました。

この後は安心して、復元作業に入っていけますが、

やや作業点数が多く、もう少しかかりそうです。

 

 

あんなに配線がグシャっとあったのに、すべてきれいに収めることができました。

 

取付作業の特徴のひとつに、配線をまとめる作業がありますが、

ここが一番、工夫と時間がかかるものです。

そして一番きっちりやらなければならない部分でもあります。

 

 

無事すべての作業が完了したので、納車準備をはじめます。

外装と内装の清掃を終えて、お花部長から承認をもらって、納車準備も終えることが出来ました。

あとはお客様がくるのを待つだけです。