04年式ボルボ(SB5244W)にバックカメラの取付にて入庫です。
純正のカーナビが装着済みのため、バックカメラのみの新設の作業になりました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i0037cc74bcaf6ccc/version/1533291183/image.jpg)
この自動車はとても素敵なスタイルをしていますね。
外観は角ばっているわけでもなく、丸まっているわけでもなく、
絶妙なデザインだと思います。
ボディ色も赤色で、とても似合っていますよ。
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今回取付する製品は、輸入製品のバックカメラです。
カメラの設置位置は固定式のため、うまく設置できるか、やってみなければわかりませんが、
固定位置を前後に調整すれば、なんとかなるかと思います。
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あわせて、ルームランプにすでに装着済みのLEDバルブがゴースト状態になってしまうとのことで、
対策用の部品もご用意いただいたものです。
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こちらはF側用のポジションLEDバルブ、こちらも一緒に交換作業を承りました。
下側の2個、サイズはT10です。
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純正のカーナビ、パナソニック製です。
こちらにバック映像を表示するようにします。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=713x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i243c694e31ad859e/version/1533291293/image.jpg)
それでは、さっそく取付の開始です。
まずは、Rゲートの内側パネルの取り外しを行います。
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Rゲートのガーニッシュも丸ごと取り外していきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=713x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/ibdd665cdca03183e/version/1533291336/image.jpg)
Rゲート裏側からの、取り外した様子。
バックカメラの取付は結構大変です。
リア周りを全部、可能な限り取り外して、カメラの固定、配線を車両前方まで
ひいていく作業になるからです。
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取り外したガーニッシュ部分。
右側の広いスペース部分にカメラを固定します。
ちょうど、車両左側部分になる位置です。
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ガーニッシュ裏側から、穴開け加工を施してから、カメラ本体を設置、
付属のボルトナットを締め付けていきます。
その際、緩み防止のため、ネジロックを添付して締め付けていきます。
そして、ねじロックを乾かしてから、防水処理として、薄くコーキング処理を施します。
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ガーニッシュにカメラを固定した後は、車両に戻していき、
あわせて配線をひいていきます。
ここでは、Rゲートと車両の間にある、ゴムジャバラの中に配線を入れていきます。
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車両内側に通した配線を下側のヒューズボックス横側を通していきます。
あわせて、ここで、バック信号も取り出していきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=713x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i6a27ec6975a93482/version/1533291591/image.jpg)
配線作業の様子。
ここまで、順調に作業が出来ていたのですが、
ここで、ちょっと問題が…
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純正のナビユニットは車両後方のリア側の下に設置、
ユニット本体にバックカメラ入力端子があり、
そこにカメラ配線を接続してみるのですが、映像が表示されていません。
再度、一通り取り出した配線や設定等の確認、間違いがないことを確認後、
外部入力側へ接続しての確認でも映像は表示されません。
まさかと思いつつ、スペアのバックカメラを取り出し、別電源を取り出して
接続するも、やはり映像が表示されません。
バックカメラ接続の設定もされているので、どうやらユニット本体側の不具合のようです。
すぐさまお客様へ確認、とりあえず配線だけひいておいて、
改めて別にモニターを用意頂けることで、
一旦作業はここまでとなりました。
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気を取り直して、ルームランプのゴースト対策を施します。
写真はルームランプ中央部分、たしかにゴーストです。
ルームランプのスイッチをオフにしているのですが、
ボァッと薄く光っています。
しかし、だれが考えついたのでしょうか、ゴーストだなんて。
ゴーストといえば、お化けですよ。
なんか面白いですよね。
察するに、通常起こりえない事が起きた場合、ゴーストのせいにするのでしょうね。
スイッチを切っているのに、ランプがボァッと光っているのですから。
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フロント側ルームランプもゴーストになっています。
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ゴースト対策としては、装着しているLEDのW数に適合する、
抵抗を並列に割り込ませることで、だいたいは解決できます。
ここでは1W330Ωの抵抗を使います。
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ルームランプ本体を取り外し、基盤に直接ハンダにて、抵抗を並列に接続します。
フロント側にはバルブが4個使用されているので、抵抗もそれぞれ4個入れていきます。
センター側のルームランプにも、同じように処置します。
ところで、ゴーストの原理ですが、
なぜこのような現象が起こるのでしょうか。
自動車の電気回路は、すべてアース制御になっていますが、
(ひらたく言えば、電装品の下側にスイッチがついていること)
そのアースの部分が、いくつにも枝分かれしていて、
厳密には、それぞれのアースラインの電圧は同じものではありません。
そのため、本当に微弱な電圧がかかっていて、微弱な電流が流れているいるのですが、
通常のバルブは微弱なので、検知しないので、光らないのですが、
LEDはそのわずかな電圧でも拾ってしまうため、うっすらと光ってしまうのです。
その根本の原因を探ることは、出来ないため、
LEDのラインに並列に抵抗をいれることで、電圧電流を消費させて、
限りなく0Vまで下げるという方法で、対処しているのです。
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お化け退治も終わりましたので、
ポジションランプの交換ですが、
これも一筋縄ではいかない気が、すでにしています。
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まずは、左側のポジション交換。
エアクリーナー本体を丸ごと取り外して、交換スペースを作ります。
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さて、右側のほうはどうかというと、これはかなりしんどい作業になりそうです。
見ての通り、この隙間しかないのです。
ここに、無理くり片手を入れて、ゴソゴソしなくてはなりません。
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片手でゴソゴソやること30分程、なんとかバルブがソケットごと取り外すことができました。
そして、またもや片手でゴソゴソやること、15分程、無事取付が出来ました。
それにしても、何度、手がつりそうになったことでしょうか、
どうか交換作業を、想してみてください。
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ポジションはきれいに点灯してくれました。
交換の甲斐があるものです。
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バックカメラの配線は、車両前方、助手席側へひいて起きます。
後日、モニターを設置して、配線をつなぐだけにしておきました。
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バックカメラの設置の様子。
きれいに収めることが出来ました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=713x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i1b895f571e634e19/version/1533291989/image.jpg)
いくつかの困難を乗り越えて、無事作業が完了です。
納車準備をし、お花部長にもお伺い、すべての作業が完了です。
コメントをお書きください
小林 明宏 (月曜日, 21 10月 2019 16:31)
初めまして。
御社のサイトを参考にさせて頂けますと嬉しいです。私は埼玉県に在住の2002年式のボルボV70に乗っています。ナビの買い替えとバックカメラの取付けをDIYで頑張る意気込みです。
バックカメラの信号はヒューズBOXから取っているのでしょうか?できましたら詳しく教えて頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。
e-arts (月曜日, 21 10月 2019 17:49)
小林様、このたびはコメントをいただきまして、ありがとうございます。
バック信号の取り出しは、確か、
R側ヒューズボックスからではなく、
直接、テールランプ内のバックランプから取り出して、
車内へ引き込んでいたかと記憶しています。
または、ナビの入替えならば、すでにナビ側(裏側)に、
バック信号がきているはずなので、
そこから、車両後方へ配線を引き込んでいくかの方法になるかとおもいます。
配線の扱いに、多少の手間がかかるかとおもいますが、
作業内容自体はシンプルなものかとおもいます。
ご参考までですが、どうぞよろしくお願いいたします。
小林 (火曜日, 22 10月 2019 00:10)
早々のご返信ありがとうございました。
わかりやすいご説明感謝致します。
準備ができたらTRYしたいと思います。
これからも参考させて頂きます。
ありがとうございました。
これからも頑張ってください。