平成27年式 三菱ふそう スーパーグレート(FV60)にエアヒーターの取り付けです。
取付する車両は、大型車両の11tダンプで、装着するエアヒーターは、ベバスト社製品の
air top 2000 stc トラック仕様(24V)のものを取付します。
製品は当店にて用意し、作業を実施する運びとなりました。
大型車両の11tダンプは、まさに働く自動車、
夏は工事現場や砂利の採掘、冬は除雪にと、いつも大忙しです。
そして、働く自動車ゆえに、運行を止めることが出来ないのも、特徴のひとつで、
ダンプが休む日の日曜日でしか、取付の時間がとれません。
そのため、予め事前に準備を周到にしておき、朝はお日様が昇るころから作業をはじめ、
お日様が暮れる頃には、作動試験も終えておかねばなりません。
取付の工程を何度も頭の中で考えておき、可能な限り時間を有効に使わなければ、
明るいうちに取付を完了できなくなるため、
それなりの緊張感とプレッシャーのなかでの取付作業となりました。
取付の作業は現地での出張作業となります。
そのため、前日にサービスカーに取付部材と必要な道具等を予め、積んでおきます。
発電機も用意し、準備は整いました。
次の日は夜が明ける前に出発です。
などと、言っているうちに、もう取付が出来てしまいました。
ヒーター本体は助手席下に設置。
実際の作業内容は、シートを取り外した後に、設置面をきめてから穴あけ作業を行ないます。
ヒーター設置用の専用ブラケットを、シートサポートに固定しながら、ヒーターも同時に設置。
キャビン下周り作業にて、吸気管と排気管をそれぞれ取り出し、燃料パイプをつなげます
燃料取り出しは、車載の燃料タンクから行ないます。
タンク上部に穴あけ作業を行い、取り出し管が設置できたら、
シャシーフレーム内に燃料ポンプを設置、それぞれの場所がきまれば、
燃料パイプをハーネスとともに、車両下回りの要所にはわして、つなげていきます。
ヒーターコントローラーは、運転席側のパネル下に設置。
メインハーネスは、車両予備線より、ACC等はオーディオ周辺より取得、
ハーネスをキャビン内をはわせていきます。
ベバストヒーターの取付内容は、構成部品はシンプルではあるのですが、
取付作業では、それなりのボリュームがあります。
また、製品の仕組みや特徴等、知っておかなければならないことがたくさんあり、
これらはメーカーでの技術講習にて取得しています。
効率よく作業を進めることができたので、1日でなんとか無事終えることが出来ましたが、
これには、本当にホッとすることができました。
通常は出張での取付作業は行わないのですが、それはケースバイケースで対応し、
実際のところ、このような作業を、現地で短時間に行うのは、無理もあるのですが、
そこは、かつての大型車両の出張修理での経験をいかすことで可能になり、
柔軟に対応するのも、当店の特徴のひとつです。
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