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ハイエース エアヒーター取付

現行モデルの、トヨタハイエースにエアヒーターの取付にて入庫です。

 

雪の季節になると、エンジンスターター取付にスタッドレスタイヤの交換、

そしてエアヒーターの取付や点検の依頼が多くなります。

 

 

フルサイズのハイエース、ディーゼルエンジンです。

この手の自動車には、やはりベバストヒーターがよく似合いますね。

 

 

今回、取付するエアヒーターは、当店ではおなじみ、

ベバスト社製のair top 2000 stc 、12Vディーゼル仕様です。 

製品は当店にて用意し、取付を実施します。

 

 

さっそく取付の開始です。

いきなり、燃料ゲージを取り外してしまいました。

ゲージより、燃料取り出し管を使って、燃料を供給します。

 

 

燃料取り出し管の装着の様子。

 

 

燃料取り出し管の作業が終わったら、いよいよヒーター本体の設置作業にかかります。

設置場所は、左クオーター部、Rタイヤ前方部分です。

 

 

設置面にヒーターの吸気管と排気管、燃料取り出し口用に。穴を開けなければなりません。

穴あけ位置を決めるために、型紙を使用し、位置を決めていきます。

 

 

ヒーター本体設置用ステーに合わせて、切り取り面を決め、

穴あけ作業を行います。

 

 

設置面に穴あけが、完了しました。

もうこれで、後戻りはできません。

退路を断つのが、当店のやり方です。

自分を追い込み、前へ進むのみです。

 

 

ヒーター本体設置の前準備として、

ブラケットを取付てから、吸気管、排気管の取付具合を確認します。

 

 

車両下側より見た様子。

穴あけ面に、耐熱コーキングを添付してから、管を接続します。

 

 

耐熱コーキングを乾かす間に、燃料ポンプを設置していきます。

 

 

燃料ポンプの設置と、吸気管、排気管、燃料取り出し接続、

排気のマフラーと、設置していきます。

 

 

排気マフラーの設置の様子。

 

 

ヒーターコントロールスイッチは、フロント側コンソールの後部に設置。

ここで、作動試験を実施、作動後、1回目のエラー表示のあとに、

エア抜きが完了、無事、着火し、快調に燃焼しているのが確認できました。

 

 

電源の取り出しには、すでにサブバッテリーが装着済みで、

そこから取り出しています。

 

そして、今回もうひとつ実施した作業があります。

画像はとっていないのですが、

アイソレーターの移設と配線交換、アイソレーターのメインスイッチの新設といった内容です。

もともと、アイソレーターの設置場所が、センターコンソールの横側に設置されており、

本体に内蔵されているスイッチのON、OFFができるようにしていたものですが、

やはり、場所をとるために、サブバッテリーの設置ケース内へ移設しています。

 

その際、接続の配線が細く、熱を持っていたために、3mm線へ変更、

サブバッテリーのメインスイッチを、運転席左手側へ設置しています。

その作動条件は、キースイッチのIGONの後、メインスイッチでONすることで、

アイソレーターが作動するようになっています。

 

 

ヒーターコントロールスイッチの設置の様子。

ハイエースでは、定番でもありますね。

 

 

吹き出し口の設置の様子。

ここから、暖かい風がでてきています。

これで、寒い冬もなんのそのですね。