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ステップワゴン 純正カーナビ交換取付

平成22年式 ホンダステップワゴン(RK6)にライン装着済み(メーカーオプションのこと)純正ナビ(インターナビ)から、ディーラーオプションの純正ナビ VXM135VFNi に交換、取付にて入庫です。

 

同じ自動車メーカー製のメーカーオプションから、ディーラーオプション製品への交換取付は、

実は、意外と問い合わせの多い作業ですが、実際のところ、

可能かどうかというのは、その自動車の仕様によって変わってくるため、

問い合わせがあるたびに、配線図やオーディオ等の資料を調べて、

作業可能の有無を調べなければなりません。

 

どういうことかというと、

メーカーオプションとは、ライン装着とも言われており、

自動車が作られるときに、一緒に生産ライン上で、装着されているものの総称であり、

基本的には、社外製品等の交換ができない、専用モデルとなっています。

 

専用モデルゆえ、交換取付ができない、その理由はいくつかあるのですが、

根本的な問題点として、その製品が、その装着されている自動車の専用設計になっていて、

他の電装品等への、電気的なつながりがあるため、

ライン装着ナビを取り外してしまうと、他の電装品への影響が出てくる場合があり、

どちらかというと、そのほうが多い傾向にあります。

 

ここら辺の話は、最近特に顕著で、少し前の、専用オーディオアンプを装着している

車両とは少し勝手が違うものです。

専用のオーディオアンプ車両の場合、オーディオシステムは独立しているため、

他の電装品との関連もほぼなく、社外製品で変換ユニット等の製品もあるので、

それを使用することで、社外製品への交換もわりとやりやすいもののようです。

 

 ライン装着の純正オーディオシステム(カーナビ含む)の場合、

具体的には、エアコン等の空調設備や、セキュリティ等との兼ね合いが多く、

このようなケースの場合は、ライン装着ナビを取り外してしまったばあい、

物理的に空調設備が使えなくなり、また、セキュリティの場合は、セキュリティ機能が

使えないのはもちろんのこと、エンジン始動ができない場合もあります。

 

そして、物理的には、ナビの形状や、周辺のパネルが変わってくるといった問題もあります。

特に多いのが、モニターの画面を大きくしたく、変更を試みた場合、

当然、ナビ本体の大きさが変わってきくことで、もともとのスペースでは入りきらないことからはじまり、

モニター画面が大きくなった分、そのパネルも専用のものになってくるわけです。

 

もうひとつ重要なこととして、カーナビにかんしての周辺純正電装品との互換性の問題があります。

例えば、ステアリングリモコンやRモニター、バックカメラやフロントカメラ、ETC等は、

純正のままで使用したい場合、接続先であるカプラーの形状や端子配列、

さらには、そこ流れる信号線の電圧や種類が違うことも多々あり、

もちろん、そのまま使用することはできません。

 

このように、確認すべき項目が非常に多く、

また、最初の段階で調べているのは、あくまで配線図上のことであり、

自動車のグレードや仕様、年式の切替のギャップ等で、誤差がでることもあり、

いざ、現車上で確認したところ、図面とちがっていることもまれにあります。

 

したがって、ライン装着ナビが、ディーラーオプション製品と交換が可能な場合として、

他の電装品と関連がなく独立していること、形状等はあっていること、

形状が変わる場合、社外品等で対応のパネルやブラケットの有無、

周辺純正電装品と変換するための、社外パーツ等の有無によって、

はじめて可能となるものです。

 

今回、作業を行ったステップワゴンの場合、

ナビ本体は、画面が大きくなるも、画面部が大きいパネルで、

その外側寸法が、同じサイズであり、

周辺純正電装品への変換は、一旦社外用の変換カプラを使用して接続、

純正カプラーを改造できるものは、改造して信号を取り出したりすることで、

クリアできましたが、Rモニターだけは、変換ができなかったため、

社外のモニター等へ変更するよりありませんでした。

今回は、Rモニターの変更作業はなく、

現状では、バックカメラ、ステアリングリモコンのみ

連動させることができたものです。

 

 

純正オーディオに関しては、いろいろと考慮しなければならない事が多く、

なかなか大変なものではあるのですが、

今回の取付事例では、その成功例となるかおもいます。

 

今回入庫頂いたお客様は、道東のほうからご来店頂き、

去年の12月から、電話やメールでのやり取りをし、

こまかい打ち合わせをしたうえでの、作業実施となったものです。

 

 

実際、どのように互換性や仕様、取り付けの可否を調べるのかというと、

配線図やオーディオやナビの仕様書等を見比べて、主要な配線ラインと、接続カプラ等の形状、

端子配列、制御電圧や多重通信の有無や関連性等、実に多岐にわたりますが、

やってることは、実に泥臭く、きわめてアナログ的な方法で、追求していきます。

 

 

もちろん、事前に調べ上げての作業ではありますが、

細かいところは、わからない場合も多く、実際にやってみなければわからないケースもあり、

それらを踏まえたうえで、覚悟を決めて作業を実施します。

 

それでは、資料をそろえ、部品もそろったので、取付を開始することとします。

 

お客様にて用意頂いた製品は、ディーラーオプション仕様のカーナビ、

ギャザズ VXM-135VFNi モニターサイズは9インチです。

 

 

その、純正品番はこちらになります。

 

 

別途、純正のTVのフイルムアンテナとエレメントが必要なので、

こちらは当店にて用意したものです。

 

 

左側の青カプラーが、バック映像信号の入力用端子。

右側がバック信号の入力用と、常時TVを映し出すために使用する変換カプラーで、

いずれも社外パーツを流用していきます。

 

 

あわせてご用意頂いた、

純正仕様のUSB入力カプラー。

 

純正バックカメラを接続する際に必要になる、変換パーツで、

データシステム社製品です。

 

他、細かいパーツを使用しますが、

大まかに主要な部品をご紹介しました。

 

 

まずは、カーナビ取り外しから始めます。

 

 

左側が取り外した製品、右側がこれから装着する製品で、

並べてみてみると、その違いと共通している部分がはっきりわかりますね。

 

 

要望により、エアコン吹き出し口の交換を行ないます。

ルーバーのレバー部が、色が違うため、同じようにするためです。

 

 

接続カプラーをそのまま使用することができないため、

図面で確認しながら、直接信号線を取り出します。

 

 

同時進行で、純正のTVチューナーを取り外します。

装着場所は、リア左クオーター部のパネルの中にあります。

 

そのため、パネルを取り外す必要があります。

 

 

画面中央部のシルバーの小箱が純正TVチューナー。

これを取り外し、空いたカプラーにバックカメラ変換ユニットを装着します。

 

 

他にオーダー頂いたものとして、

カーナビ用マイクを、純正仕様にしたいとのことで、

ルームランプ内に装着します。

 

純正仕様の場合、左側のたてに細長い穴も点灯するようなので、

そちらも合わせて加工していきます。

 

ここら辺の細かい作業は当店では得意な作業でもあります。

 

 

マイクを設置するにあたり、内部を加工する必要がありますが、

ルームランプの回路がくまれているため、

空いている部分を探して、設置場所を探します。

 

 

点灯用のLEDの点灯試験を実施、

あわせて、ルームランプケース内に収めていきます。

 

 

車両側に戻って、ルームランプ設置場所へ、新規の配線を新設していきます。

 

 

ここら辺の作業はいつものナビ取付と同じように、

各種配線等を引き出していきます。

 

 

一通りまとめあげて、本体へ接続していきます。

 

 

作動試験の様子。

無事、起動しました。

 

他の項目もすべて確認していきます。

 

 

マイク内蔵のルームランプ。

スモール連動にて、青く点灯します。

 

 

純正USB接続ホルダの設置の様子。

運転席右側の各種スイッチに並べて設置。

 

 

一通りの作業を終え、部品もすべて組み付けての様子。

画面も大きくなり、とても見やすくなりました。

 

なかなか大変な作業ではありましたが、やりがいのある作業でもありました。

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    K.Y (金曜日, 22 2月 2019 13:04)

    始めまして、同じ感じで行ってみた場合(ナビ本体とカバー以外)で総額どれくらいかかりましたか?お知らせ願いたいと思います。

  • #2

    e-arts (金曜日, 22 2月 2019 19:21)

    このたびは、コメントいただきましてありがとうございます。

    作業工賃のお見積もりの、ご希望ということでしたら、
    車両年式と車体番号、お客様のお名前と連絡先を、
    当店メール問い合わせよりいただければ、
    適合の可否を含めて、正式にお見積もりさせていただきます。

    どうぞ、よろしくお願いいたします。