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ハイエース エアヒーター取付

現行モデルのトヨタハイエース(GDH226)フルサイズにエアヒーターの取付にて入庫です。

 

当店では、おなじみのエアヒーターは、ベバスト社のair top 2000 シリーズですが、

信頼性は抜群で、当店でのオススメアイテムのひとつです。

 

他、承った作業としましては、

サブバッテリーの配線一式と、

エンジンスターターの取付、

ETC2.0の取付、

トレーラープラグコードの配線新設、

そして、こちらも当店おなじみのオススメアイテム、作業灯の取付です。

 

最近ご依頼いただく際、このように、何点も一緒に作業を頂くことが多く、

それなりに、ボリュームがある作業が増えているようです。

 

 

フルサイズ(ワイド、ロング、ハイルーフ)ハイエースは、迫力が違いますね。

大きいボディのわりには、運転もしやすく、当店でもいつかはサービスカーにほしい自動車です。

 

 

こちらは、トレーラー牽引のヒッチメンバーで、すでに装着済み、

配線の取り出し等の新設作業を行います。

 

 

当店にて用意した、ベバスト社製品のエアヒーター、air top 2000 stc(12v 軽油)の構成部品一式。

細かい部品がところ狭しと並びます。

 

 

エンジンスターターはトヨタ純正、

こちらも、当店にて用意したものです。

 

本体とリモコンの他、取付キットとしてハーネスがあります。

 

 

ETCは2.0タイプでケンウッド社製、ETC-N7000、

すでにケンウッド製のカーナビが装着済みで、こちらと連動する製品です。

 

こちらはお客様にて、ご用意頂いたもので、

セットアップは当店にて実施、取付をします。

 

 

サブバッテリー用の配線で5mm、

バッテリーターミナル等の必要部材は当店にて用意します。

 

 

サブバッテリーは、お客様にてご用意いただいたものを装着します。

 

 

こちらは、アイソレーターでニューエラー社製品のSBCー001B、

アイソレーターとは、サブバッテリーの構築には必須のアイテムで、

オルタネーターからの充電を、メインとサブに別々に充電するものです。

 

このアイソレーターも、容量等によっていくつかの製品があり、

フルオートで作動するものがあります。

 

 

トレーラーソケットは、お客様にてご用意いただいたものを取付します。

 

 

こちらは、当店オススメアイテムのLED作業灯、

アルミのケースに、LEDが装着されていて、可動するタイプです。

 

当店では、すでにいくつかの車両に取付し、ご好評いただいているアイテムです。

 

 

今回は作業点数が多く、なかなかヘビーな作業内容なので、

スピードをあげて作業を進めていかねばなりません。

 

それでは、取付の開始です。

まずは、エンジンスターターの取付から始めることにします。

 

ところで、純正タイプのエンジンスターターは、

なかなか大変なところがあります。

それは、取り外す部分が多く、純正ユニットや空きカプラー等へ接続していくため、

作業内容が必然と細かくなってくるからです。

 

 

同時進行の作業として、ETC本体の配線作業も行います。

接続先は、カーナビ裏側のカプラー内にある、常時プラスとACCを取り出します。

接続には、ハンダにて実施します。

 

 

助手席側のグローブボックス下回り周辺、

ハーネスをはわせていきます。

 

 

エンジンスターター本体ユニットとアンテナは、

メインのヒューズボックス周辺に設置。

 

 

他、必要信号の取り出しとしては、

シフト部分から、Pポジションの検出をおこなうため、

純正カプラー内へ、ギボシを入れていきます。

 

画像では、画面中央のピンクの配線を、右横の白カプラーへ差し込みます。

 

 

メインハーネスを、キーシリンダー部分へ接続。

この車両は、キー式のため、

直接カプラーへ割り込ませるようになっています。

 

 

同時進行にて、ETCの取付です。

もともと、純正のETCが装着済みだったので、

純正用の取付ステーを流用しますが、やや設置面積が小さいため、

ETC本体を前側へ出して、本体中央部分にあたるように、設置します。

 

 

ここまでは一気に作業を進めていきましたが、

今度は、ヒーターの取付を始めます。

 

作業点数が多く、車両側の穴あけ作業等の加工があり、

なかなかボリュームがありますが、

去年の秋に、作業時間が決まっていたなかの待ったなしの作業を2台続けて取付けしていますので、

気持ち的には、楽なものがあります。

 

 

リアシートの取り外し作業の様子。

これが、かなり重く、取り外して工場内へはこんだのですが、

それだけで疲れてしまいました。

 

気持ちは楽でも、実作業はそんなに甘くはありませんでしたね。

 

 

フロアーマットをめくり、

ヒーター本体の設置位置を決めていきます。

車両下側との兼ね合いを考えて、設置位置を微調整していきます。

 

 

ここまでは、慎重に慎重に、

なんどもなんども、車両下側を確認し、

一息つけて、深呼吸をしてから、穴あけ作業を開始します。

 

 

ついに穴をあけてしまいました、

これでもう、後には引き返せません。

 

あとは、先に行くのみ、取付をすすめていくのみです。

退路を断つのが、当店のやり方です。

 

 

細かいバリを、ベルトサンダーで均等にしていき、

真四角になるようにしていきます。

 

 

設置面はきまりましたので、

同時作業として、燃料取り出し管の作業に入ります。

 

まずは、燃料ゲージを取り出していきます。

 

 

燃料取り出し管の長さと設置面を決めて、

こちらも穴あけ作業を実施。

 

 

燃料取り出し管の設置の様子。

このあとは、もとに戻していき、燃料パイプをひいていきます。

 

 

燃料パイプはいったん置いておき、

先に、ヒーター本体を固定してしまいます。

 

 

車両下側から見た様子。

周辺には、耐熱コーキングを塗り、

隙間をうめていきます。

 

 

耐熱コーキングが乾く間に、反対側から燃料パイプをひいていきます。

(車両下、左側、後方部より)

 

 

途中部分に、燃料ポンプを設置、

車両側のボルト穴を利用し設置します。

 

 

作業風景の様子。

半分外どころか、本当に外作業です。

 

昔から出張作業が多かったので、

まあ、e-arts に出張作業に来たと思えば、なんてことはありません。

 

部品の加工等は、中で細かい作業を実施、

出来上がったら、外へでて車両へ取付です。

 

 

用品の取付にも、いろいろありますが、

ヒーター取付のように加工作業がおおいと、

工場内は、本当にぐちゃぐちゃになってしまいます。

 

 

吸気管の取付の様子。

吸い込み口は、進行方向の反対側に向けて設置します。

 

 

排気管とマフラーの設置の様子。

 

 

吸気管と排気管、マフラーの全体図の様子。

なんとかうまく設置ができましたね。

 

 

外側からマフラーの出口を見た様子。

ななめ後方へ向けて設置します。

 

 

さて、本体等の設置はメドがつきましたので、

スイッチの取付含む、配線作業にかかることにします。

 

写真は、センターコンソールを取り外した様子。

スイッチはダイヤル式を取付していきます。

 

 

車両側へ戻り、ヒーターハーネスと、サブバッテリーのハーネスをひいていきます。

まずは、メインバッテリー裏側部分に穴あけを一箇所実施、

グロメットをはめ込みます。

 

 

グロメット部分へ配線を引き込み、車両後方へひいていきます。

 

 

引き込んだハーネスを、メインバッテリーへ接続します。

 

 

要所要所にて、お掃除していきます。

穴あけをおこなうと、鉄粉がまかさるので、

そのつど、取り除きながらの作業です。

 

 

ヒーター本体の側面へ、ハーネスをひいていくのですが、

その際、ヒーター干渉部にはコルゲートチューブにて養生します。

 

 

ようやく、サブバッテリーまでたどり着きました。

ここまでの道のりは長く険しく、折り返し地点まで来たのでしょうか。

 

 

アイソレーターへ配線の接続の様子。

 

 

だんだん工具や部材がおおくなって来ました。

最初は少しの手回り道具と部材しかなかったのですが、

作業を行っているうちに、増えていくのです。

 

ところで、いろいろと作業をしていると、あの道具が必要だ、あの部材が必要だと、

工場まで取りに行くのですが、取りに行った瞬間、

あれっ、何しに来たんだっけと、一瞬で忘れてしまうのです。

 

まぁいいやと、休憩してから戻り作業を始めるわけですが、

その瞬間、取りに行ったものを思い出し、また取りにいくのですが、

そんなことが、3回取りにいくうち2回はあるのです。

 

これでは効率が悪すぎますが、

忘れ物のくせは昔からなので、しかたがありません。

 

学生時代はいつも、忘れ物のチャンピオンだったのです。

 

 

そんなことを言っているうちに、だいたいこのようになってしまうのです。

 

 

さて、何度も工場との往復のかいあって、

無事、ヒーターが取り付きました。

 

さぁ、いよいよ作動試験の開始です。

ダイヤルスイッチを最大に設定、まもなくヒーターのファンが回りだし、

燃料ポンプがカチカチ音を立て始めます。

 

まもなくして、エラーが出るので、

このように数回行なうことで、燃料パイプラインのエアーが抜けて、

着火するようになります。

 

今回は、3回ほどで無事着火し、まもなく燃焼が始まると、

外側のマフラーから、ゴーと音をたて、着火を知らせてくれます。

 

FFヒーターを取り付けしていると、

この排気の音を聞くと、本当に安心します。

 

 

着火まもなくして、排気管より白煙が出ます。

まもなくして、ゴォーと音をたてます。

 

この瞬間が至福のときでもあるのです。

 

 

無事、着火したので、このまま燃焼試験を継続し、

様子を見ながら、次の作業に入ります。

 

まだ、先は長そうです。

 

 

リアゲート上部部分の内装パネルを取り外し、アルミバー照明を固定していきます。

配線は、パネルに穴を開けて、グロメットを装着、そこから内側へ通していきます。

 

 

点灯試験の様子、

明るく点灯しています。

 

完成まで、あともう少しです!

 

 

ライトバー側面からの様子。

このように、角度をつけることができるので、

照射部分を調整できます。

 

 

ライトバー装着の様子。

きれいに取付することができました。

 

 

ライトバーのほうも、メドがつきましたので、

トレーラーソケットの配線の新設作業へ入ります。

 

信号線の取得先は、テールランプの左右側から引き出しますので、

両方、取り外しておきます。

 

 

メインの信号系統は、右側から取り出します。

結線には、もちろんハンダにて接続していき、

車両後方へ引き出していきます。

 

 

ヒッチメンバー左側へ、ソケットの固定するブラケットがあります。

配線をソケットに接続するのですが、少し工夫が必要で、

配線の各先にハンダを厚めに盛っておきます。

 

ハンダを盛っておかないで、そのままソケットに差し込むと、

ねじで締めていくので、配線がちぎれてしまうからです。

 

少し細かい作業になるので、

車両後方部分に作業場所を陣取って、じっくり行います。

 

 

トレーラーソケットの設置の様子。

うまく、設置ができました。

 

 

いよいよ、最後の仕上げ作業です。

先のライトバーの内装パネルを車両側へ元に戻しながら、

配線を結線していきます。

 

 

ライトバーの点灯スイッチはどのようにするか、

考えながら作業していたのですが、

車両の状態や印象をから考えてみると、アルミケースのスイッチボックスがいいようです。

 

この自動車は作業用に使われていて、すでにアルミのラックが装着され、

仕事道具がつまれている状態でした。

 

仕事に使う自動車なら、賢固なケースで、見た目もアルミラックとうまく、合っていると思います。

 

 

お客様から、オーダーいただいていた予備線を1系統取り出して起きました。

 

 

さあ!ライトバーのパネルがもとに戻りました。

それでは、点灯試験の開始です。

 

 

ライトバーの点灯の様子。

これが、どのくらい明るいのかというと…

 

 

工場内の照明を消した状態で…

 

 

ライトバーを点灯してみました。

どうですか、とても明るくなりましたね。

 

この照度は、ライトバーだけの明るさなんですよ。

 

 

工場内の作業台やその周辺までも、照らしてくれています。

これなら、お客様も喜んでいただけるかとおもいます。

 

これで、作業がはかどること間違いなしです。