平成8年式のホンダストリート(HH4)に、プッシュスタートの取付にて入庫です。
今回のオーダーは、キースイッチが引っかかってしまい、うまく回らず、エンジンを始動させられないとのことで、この際プッシュ式に変更するということで承ったものです。
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わりと高年式の部類に入る自動車ですが、
とてもきれいで、まだまだ活躍が期待できる自動車です。
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あわせて、スパークプラグの交換もオーダー頂いたものです。
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今回使用する用品は、当店でもおなじみのソニックスタート、
コムエンタープライズ社製品です。
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プッシュスタートは標準タイプで、トヨタ純正のものを使用します。
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さて、プッシュスイッチをどこに取り付けしようかと思案のところ、
やはりここしかないとの判断から、インストルメントパネル、向かってメーター左側から
中央部に位置する空調吹き出し口の間にちょうどいいスペースがありました。
確かにホンダの純正スイッチの設置場所はここら辺にありますね。
スイッチの取付場所もお任せ頂いたものなので、
手間をかけても、しっかりとしたところに装着したいとの考えから、
ハンドルを取り外し、パネル裏側の状態を確認、
うまく取付ができそうなことを確認の後、穴あけ作業を実施します。
(画像は、すでに穴あけ後の様子)
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無事、穴あけ加工も完了したところ、
どうやってプッシュスイッチを固定しようかと、また思案のところ、
ちょうどいいクリアーのスペーサーがありました。
これを使えば、うまくいきそうに思えます。
まずは、半分ほどに切断し、形を整えていきます。
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プッシュスイッチのツメ部分にあわせて、クリアーのスペーサーを切断加工し、
寸法を合わせます。
こうすることで、万一プッシュスイッチを取り外すことがあった場合に対応ができます。
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加工したクリアーのスペーサーを、インストルメントパネルに直付けします。
接着に使用するのは、2液ボンドを使い、接着面からはみ出した部分を、
乾かした後に、削り落としていき、形を整えていきます。
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何度も、プッシュスイッチ本体を仮付けしながら、
ようやくスイッチ固定場所の加工が完了しました。
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メインとなるプッシュスイッチの設置場所の作業がおわりましたので、
本体の設置と配線の取り出し作業にかかります。
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同時進行にて、メインハーネスを加工します。
この自動車には、さすがに専用のハーネスはなかったので、
各種信号を確認し、配線をまとめ、純正のカプラーがそのまま使用できそうなので、
中のギボシを取り出して、汎用ハーネスに新しいギボシを取付することができました。
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メインの汎用ハーネスから各種信号を取り出しますが、
その際はハンダにて、結線していきます。
特にこのハーネス部分は、配線も太く、すなわち大電流が流れることを意味していますので、
なおさら、がっちり作業をしなければならないところなので、
慎重に作業を進めます。
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出来上がった汎用のメインハーネス。
汎用ハーネスながら、あたかも純正のように仕上げることができました。汎用ハーネスながら、あたかも純正のように仕上げることができました。
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コントローラー本体とプッシュスイッチの設置場所を考慮しながら、
配線をはわしながら、まとめていきます。
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ここら辺は、ハンドル下、アクセルペダルやブレーキペダルと、ところ狭しと並んでいて、
かつ、機械作動部分が多く、配線を干渉しないように、コルゲートチューブで養生してから、
現物あわせにて、まとめます。
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無事完成です。
出来栄えとしては、純正にひけをとらないと自負していますが、
お客様には、大変喜んでいただきました。
すべての自動車がこのように、うまくまとめられるわけでは、もちろんありませんが、
可能な限り、後付け感をなくし、あたかも最初からそこにあったかのように仕上げることに
意味があると考えます。
それは見えるところはもちろんのこと、
見えない部分、例えば配線の取り出しやひきまわし等にも
同じことが言えます。
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あとは、スパークプラグの交換作業を実施。
この自動車のエンジンは車両中央部よりやや後方にあります。
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交換後のスパークプラグの様子。
かなり先端部分のギャップが広がっていることが確認できました。
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