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カムロード 室内灯汎用リモコン取付

カムロードとは、「道路に来る」という、分かるようなわからないような、意味合いになるのでしょうか、

しかしながら、なぜかキャンピングカーにぴったりな名称でもありますね。

 

今日は、そんな平成30年式 トヨタカムロード(KDY231)に、

すでに装着済みの室内灯をリモコン操作できるようにすることと、

もうひとつは、タイヤ灯の新設にて入庫です。

 

 

「来る道路」と言うのは、arts氏ですが、

それではあまりに芸がありませんね、

 

せめて、道路に来る→道を駆け巡る、くらいに言ってほしいものですが、

 

今日は、そんなarts氏に取付をやってもらいましょう。

 

 

お客様にご用意頂いた取付の部品は、輸入物のようですが、

LED用の調光機能付きのリモコンです。

 

 

そして、タイヤ灯に使用する部品がこちらで、

あわせてお客様にご用意頂いたものです。

 

 

何はさておき、試験点灯から始めます。

無事、点灯しましたね。

 

これで、安心して取付ができますが、

arts氏はさすがですね、学習しています。

先に製品の試験をしてから、取付作業にはいるのですから。

 

昔は、何も考えずにいきなり取付をして、

いざ、作動試験をしたら、案の定、作動しなくて、

製品が悪いのか、取付方がわるいのか分からず、

あわてまくっていたのですから。

 

 

タイヤ灯というからのは、タイヤの周辺に取り付けるわけですが、

さて、どのように装着したらいいのでしょうjか。

 

 

周辺を、よーく見てみると、

タイヤハウス上部のボディ部分に、うまく取付ができそうなスペースがありました。

裏側にはなにもなく、ここならよさそうです。

 

 

タイヤハウスの奥を覗いて見ます。

配線をどのように通していけばいいのか、目視確認です。

 

やはり、フレームに直接ひいていくしかなさそうですね。

 

 

そして、電源の取得先ですが、どうしましょうかね。

 

通常ならば、ナンバー灯やテールランプの裏側から引き出すものですが、

この自動車は、ボディの中に配線が入っていってしまっているので、

それらの周辺からは、取得できそうにありません。

 

 

自動車の下側にもぐりこんで、配線を確かめてみます。

フレームにそって、メインのハーネスがひかれていました。

 

どうやら、このカプラーの周辺から直接取り出しをするのが、よさそうです。

 

 

そうと決まれば、さっそく取付の開始です。

まずは、タイヤ灯の下準備から始めます。

 

さぁ!arts氏、早く取付て!

 

 

作業は自動車の下側にもぐっての作業です。

 

arts氏は自動車の下にもぐるのが大好きです。

下にもぐって、はいつくばってコロコロしながら、匍匐前進(ほふくぜんしん)するのです。

気分はもう、軍人です。

 

昔、軍人になりたかったarts氏には、もってこいの作業なのです。

 

さて、作業の内容ですが、

先に見つけた、カプラーを取り外し、スモール信号を探し出して、

新規で配線を結線、引き出している様子です。

 

 

配線の結線部分には、ハンダにて接続後、

防水用の伸縮チューブを使用します。

 

この防水用伸縮チューブは、熱を加えると、

伸縮すると同時に、ボンドが出てきて、

チューブ内を密閉することで、水を防ぐものです。

 

さすが、arts氏!

芸が細かいですね。

 

 

配線処理したハーネスの外観の様子。

なるべく、目立たないように仕上げています。

 

 

さて、スモールの信号線を取り出し、フレームを通して左右に分配しましたので、

タイヤ灯本体の取付です。

 

画像では、すでに穴あけ加工が終わった様子ですが、

中央に配線通し用に、左右に固定用としています。

 

 

タイヤ灯本体設置の様子。

うまく固定ができましたね。

 

 

タイヤ灯への配線の接続には、同じように、

防水用の伸縮チューブを使用しています。

 

 

点灯試験の様子。

無事、点灯しているのが、確認できました。

 

 

全体の様子。

あとは、暗闇の中、どれだけタイヤ周辺を照らしてくれるのでしょうか。

暗くなる前に納めているので、実は、実際の状態は確認できていないのです。

 

 

さて、タイヤ灯の作業が終わったので、

次に、室内灯のリモコンの取付作業に入ります。

 

引き続きarts氏にお願いすることにします。

 

 

本体を取り外した後、単体での点灯試験を行います。

 

今回の作業は、横にあるリモコンで照明のON/OFFの他、

照度も3段階で調整できるようにしようという算段なのです。

 

 

室内灯本体を分解していきます。

 

 

もともと装着済みのスイッチ基盤も取り外していき、

新設のリモコンユニットの設置場所をさがしていきます。

 

どうやら、この周辺では、設置場所が工面できそうにはありませんね。

 

 

反対側のカバーもはずしてみると、

中が空っぽになっています。

 

これはいい場所ですが、うーむ! 配線の処理はどうしましょうかね、

 

 

なにげに側面から、本体を覗き込むと、

LED基盤の下側が空いているではありませんか。

 

い~じゃないですか!(タックハーシーの口調で)

思わず、arts氏はつぶやきます。

 

 

室内灯本体に配線を通した様子。

2芯線を×2で通しています。

 

 

リモコンユニット設置と配線作業の様子。

設置場所にあわせて、配線の長さを調整しながら結線していきます。

 

 

なんとかうまくユニットを設置することができそうです。

 

 

室内灯の反対側の様子。

基盤を元に戻していき、配線を取り出します。

 

 

リモコンにて、点灯試験を実施。

無事、リモコンでON/OFFができました。

 

 

車両側へ元に戻していきます。

 

 

最終確認にて、作動試験を実施。

無事、作動が確認できました。

 

が、調光機能のほうが、あまりかんばしくないようです。

100%、50%、25%の3段階での調光なのですが、

25%の場合、あまり50%と変わりがないように思えます。

 

それでも、100%と50%では、明らかに、違いが感じられたので、

まぁ、いいのかなというところでした。

 

 

他にも、フラッシュ等の機能がありましたが、

実際にやってみると、室内灯がチカチカして、落ち着きません。

 

さすがにこの機能は使うことは無いのでしょうが、

リモコンで遠隔操作ができるようになったのは、

なかなか面白いですね。