令和1年登録のトヨタラブ4(MXAA54)に、サイドカメラの取付にて入庫です。
自動車の保管場所がとても狭く、壁側にギリギリまで幅寄せしなければならないため、
いつかは、ガリガリとしてしまうのではないかと苦心されていたところ、
助手席側ドアミラーにサイドカメラを取り付けし、フロント側の画像を
ナビ画面に表示させるようにするため、当店へご依頼頂いたものです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/ief63e3e63b23b299/version/1568958391/image.jpg)
最近の自動車は、どんどんサイズが大きくなっていく傾向にあるように感じますが、
新型のラブ4も、例にもれず、以前の型よりも大きくなってきています。
ラブ4には限りませんが、確かに大きなサイズの自動車の場合、
幅寄せするのには、困る事がおおいと感じます。
その作動条件は、すでに装着済みの純正Fカメラの表示の他、
切替ボタンで、サイド側も表示、
リバース時は後方優先にて表示させるものとなります。
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今回使用したサイドカメラは、
ブルコン社製、AV-FBC02 小型埋め込みカメラ。
予め、お客様と相談の上、決めた製品で、
お客様にご用意いただいたものです。
この製品は当店でも、以前、レクサスのドアミラー内に取付したもので、
製品の詳細や性能は確認済みのものでした。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i843fc4f6754f2b6e/version/1568958529/image.jpg)
その映像は、すでに装着済みのトヨタ純正ナビに表示させることにします。
そのため、変換用の接続カプラーを使用、
データシステム社製の、入力ハーネス、SCH027Tです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i0525db72472f4e68/version/1568958433/image.jpg)
取付するドアミラーの様子。
サイドミラー内蔵タイプのものですね。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i1c5c6cde8b1383ed/version/1568958413/image.jpg)
それでは、さっそく取付の開始です。
まずは、何はなくとも、ドア内側パネルを取りはずさなければなりません。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i26194f639b0031af/version/1568958549/image.jpg)
ドアミラー本体を取り外した後に、
すかさず、配線の引き込み作業を実施します。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i54b804ffe172cc08/version/1568958584/image.jpg)
純正ナビの様子。
外回りのパネルを取り外しての撮影です。
この後、ナビ本体を取り外した後に、入力カプラーを接続とあわせて、
カメラ本体の電源も取得していきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i38f7d28de47f4b38/version/1568958601/image.jpg)
大方、車両側の配線作業にメドがつきましたので、
いよいよ、本日のハイライト、ドアミラーの分解作業にはいることにします。
まずは、大きく深呼吸をして、心を落ち着かせます。
邪念があっては、ろくなことになりませんので、
清らかに心を持って、まぁ、いつも通りでいればいいだけではあるのですが。
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この手の作業も、何度も実施しているのではありますが、
毎回、緊張させられる作業のひとつです。
それでは、作業をはじめましょうか、
まずは、カプラーから配線を全部抜いていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i95b92a9534508e37/version/1568958653/image.jpg)
ミラーケースを取り外していきます。
ここら辺の作業は、車両によって構造が違うので、
いつも手探りにての作業です。
ここまでの作業時間は、恐れながらの作業なので、
1時間ほどかかっています。
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ミラー部を取り外ししていきます。
苦難が連続して訪れますが、なんのなんのと、強がります。
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今回はやや構造が違い、少し手間取っての作業となりましたが、
着実に、作業は進んでいきます。
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ようやく、分解が完了します。
本当に冷や汗ものですが、心がホッとする瞬間でもあります。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i4f81a49fea9c4115/version/1568958757/image.jpg)
サイドカメラの設置予定部分。
ウエルカムランプの横に設置します。
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幸い、裏側部分も、
カメラの設置スペースが確保できそうなので、ここで決まりですね。
ところで、いつも思いますが、
この部分だけでも、ミラーがそのままの状態で、
下側から、取り外しができるような構造になればいいと思うのです。
ミラーケース内側から、タッピングネジでとめている構造なのですが、
外側からにすればいいだけに見えるのですが、いかがでしょうかね。
外側から見れば、あたかもはずれますよ的な感じで、
切り込みが入っているので、思わず、すきまをこじって、はずそうとしてしまいます。
これは、かなりのフェイントですね。
まぁ、あまり関係ないのかもしれませんね、
外側から、簡単に取り外しができても、
カメラの配線を通すのに、結局はすべて分解しなくてはならないのだから…
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つい、愚痴を言ってしまいました。
すいません…
無神経なくせに、神経をすり減らしての作業なので、
恨み言がでてしまうのです。
気を取り直して、すべて無事、分解できました。
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ここから、カメラの設置面を決めていく作業になりますが、
やや、曲面になているので、映し出す角度を考えながら、
ケースの表を見て、裏を見ること、数回…
カメラの固定用グロメットを、
いろいろとあてがってみます。
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位置決めの際は、このように、
いろいろな角度から、設置面を考えて、決めていくのです。
ここら辺の作業は、判断力と決断力がものをいいます。
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さんざん悩んだ挙句に、思い切って穴あけ加工を実施。
もう、後には引けません。
前進あるのみです。
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画像のように、曲面になっているので、
ギリギリの部分まで、グロメットをつめ、前方部分よりに設置しています。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/iaacb569fc2a6ff39/version/1568959106/image.jpg)
ミラー分解作業と、カメラ設置の2つの山を越えました。
ここまでくるのに、結構な時間を要します。
本日も夜なべ作業であります。
この後は、カメラの配線を通して、ミラーを組み付けし、
元に戻していきます。
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すべて組み付け、カメラの配線を取り出していきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i0bb497fdf12c9f9e/version/1568959721/image.jpg)
あとは、ミラーケースをかぶせるだけなのですが、
小心者のせいか、
万一、なにかあって、また分解する羽目になったら、身もフタもありませんので、
作動確認ができてから、戻すことにします。
それでは、本日の作業は完了とします。
夢中でやっていたので、夜も更けています。
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次の日、なんてきれいな空なのだろうと、ありがたがりながら、
ドアミラーを車両に取付、作動試験をします。
無事、カメラの映像が確認できましたよ。
安心して、ミラーケースを戻します。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/id8b54d5df2172864/version/1568959800/image.jpg)
すでに装着済みの、純正フロントカメラの切替ボタンが、
ハンドルコラム右側へ設置されています。
このボタンを押すことで、Fカメラ、サイドカメラと、交互に切替ができるものです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/iccd5ce2722e3bff3/version/1568959741/image.jpg)
サイドカメラの表示の様子。
角度や表示面はビッタンコです!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i01632b6431630cbd/version/1568959762/image.jpg)
先の切替ボタンを押すことで、Fカメラへ切替てみます。
きれいに映し出されていますね。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=706x10000:format=jpg/path/s0c18fae4862e0e58/image/i3b0b62a84e8fdd20/version/1568959781/image.jpg)
そして、後方(バック)表示の様子。
こちらの画面は、サイドカメラやFカメラを表示していても、
リバースにすることで、優先されて映し出されます。
さて、最後にミラーにかかわる他の作動試験を行ないます。
ウエルカムランプが点灯するかどうか、
ミラーが格納するのかどうか、
ミラーの角度が調整できるかどうか、等です。
ミラーをばらばらに分解していますので、心配なわけです。
ここで、気がつきます。
ミラーカバーを、取付して戻していたことを…
作動試験では、すべて問題なかったからよかったものの、
もし、あれが動かない、これがひからないなんてなったら、
またミラーケースの中をみなければなりません。
そのために、カバーを取付しないでおいたのに、
カメラ映像がきれいに表示したので、もうそれで安心してしまったのです。
電装用品の取付作業は、常に危険と隣り合わせなのです…
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