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ベンツML350 バックカメラ交換

メルセデスベンツ ML350(WD164)の既存のバックカメラの取り外し交換、取付にて入庫です。

 

 

この自動車は、MLクラスで、いわゆるSUVと呼ばれる、小型ミニバン的なジャンルになるのでしょうが、

ボディサイズは十分なボリュームを感じます。

 

 

今回の交換取付の目的は、既存のバックカメラのレンズ部に水が混入し、

モニター画面が見えずらくなってしまったためで、

画像のように、かなりの消耗度がうかがえます。

 

外観からは、どのメーカーのものなのか、まったくわからず、

同じものを用意することはできません。

 

別製品を用いるしかありませんが、

輸入車のバックカメラの場合、Rゲートのキャッチ部分と一体化した製品がおおいため、

それにあわせた製品を用意すればいいのか、迷うところです。

 

みたところ、後付感があり、どうも汎用品のような気がしますが、

うまく、キャッチ部分の横側に装着されているので、

汎用品であれば、もともと、そこに取付スペースがあることになります。

 

 

それでは、さっそく交換取付の開始です。

 

まずは、Rゲート内側パネルの取り外しからの作業になります。

 

 

内装パネルを取り外した様子。

 

ところで、既存のカメラの配線がどこまでいっているのかで、

作業点数や時間が変わってきます。

 

通常、カメラ本体からの配線は、近い部分で、カプラにて取り外しができるものなのですが、

そのカプラの分岐部位をどこにあるのかが重要になります。

場合によっては、ナビ本体等まで配線がつながっていることも考えられますが、

こればっかりは、やってみなければわかりません。

 

案の定、Rゲート内には、接続カプラはなかったので、

その先の、室内部分のどこかにあるのかどうか、配線を追っていきます。

 

 

室内の後方、左クオーター内に純正チューナー等がある場所に、

バックカメラの接続モジュールがありました。

 

なんとか、ナビ側までの作業にならず、一安心ではありましたが、

モジュールをよく見てみますと、カメラ入力は4Pカプラになっているではありませんか。

 

これは、もしかしてエクリプス(現、デンソーテン)のバックカメラでは…

 

 

取り外したカメラの様子。

 

画像のように、中央にキャッチがあり、その右側に装着されているのですが…

 

 

やはり、汎用品のカメラが装着されていました。

おそらくこの部分は、純正のカメラの設置場所なのかなという気がしますが、

詳細はさがかではありません。

 

 

エクリプスのカメラが着いていたのであれば、

同じエクリプスのカメラを用意しなければなりません。

 

用意したカメラは、BEC113で、エクリプス専用モデルになります。

 

 

どういうことかというと、

エクリプスの場合、4Pカプラでの接続の場合が多く、

カメラモジュールはやはり、4Pカプラなわけです。

 

 

新しいカメラを、キャッチ部分にそれらしく、取付していきます。

 

 

カメラ本体を設置できたら、配線を引き込んでいきます。

画像はジャバラ内へ通している様子。

 

 

うまく配線が通せましたね。

 

 

無事、取付ができました。

作動点検にて、確認後、復元作業を実施、作業の完了となります。