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ハイエース サブバッテリー交換

平成18年式 トヨタハイエース(TRH219)に装着済みのサブバッテリーの交換にて入庫です。

 

不具合内容は、ヒーターが作動せず、

エラー表示するということで点検を実施のところ、

03を表示、そのエラーコードの意味は、低電圧、または過電圧によるものです。

 

サブバッテリーの充電回路点検にて、サブバッテリーの劣化により、

ヒーターを起動できないものと判断、バッテリー交換となったものです。

 

 

以前、エアヒーターの取付にて入庫頂いたお客様で、

今回も当店をご利用いただきました。

 

この自動車はキャンピング仕様で、通常あまり使っていないとのことでしたが、

それなら、なおさらのこと、バッテリーの劣化が進むのは、容易に想像できるものです。

 

バッテリーは、化学反応でバッテリー液が、水(蒸留水)から希硫酸と、

常に変化しているものですが、その使用条件や頻度によって、

バッテリー液の活性化が違ってきます。

 

分かりやすく言うと、使えば使うほど、活性化され、バッテリーの寿命が延びるものなのです。

逆に言うと、あまり使わない(自動車を動かさない)場合、バッテリーが活性化されないので、

バッテリーの寿命は短命になることが多いのです。

 

 

サブバッテリーは2台、並列接続にて、容量を増やす仕様になっていますので、

2台一緒に交換することにします。

 

追加オーダーとして、いままで装着されていたアイソレーター(分配器)の容量を大きくしたいとのことで、

1ランク上の60A仕様のアイソレーターへ交換することになりました。

 

そうなると、既存の配線も容量が不足するので、

メインバッテリーまでの配線系統をすべて見直す必要があり、

まとめて、配線の撤去、新規配線の作業を実施していきます。

 

 

サブバッテリーは2台、別の場所へ設置されています。

これらのバッテリーを交換し、あわせて配線を見直していきます。

 

 

既存の配線を撤収し、新規配線で容量の大きいものに対応できるようにしていきます。

また、既存の配線はエンジンフードとボディの隙間に挟み込むようにしてひかれていたので、

改めて、車両側に穴あけ加工を実施、専用の取り出し口を作成します。

 

穴あけ加工後、グロメット装着にて、配線を通していきます。

 

 

もともと設置されていたアイソレーターを取り外し、

新しいものと交換して、作業の完了となります。